春の鍋には何入れる?正解はこの3つ!

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 春の味覚は、「鍋」で楽しむ。

 桜の開花が気になる季節。スーパーでは春らしい野菜・魚がたくさん登場しています。その甘く、やわらかく、ほろ苦い味わいは、この季節ならではの魅力。どうにかして気軽にたっぷり楽しみたいものです。

 その答は、「鍋」にあり。そうです、春にしか味わえないおいしい鍋料理があるんです! そこで今回は、春の旬食材を3つ厳選し、身近な材料で作る絶品鍋の作り方をご紹介したいと思います。

◆食べ逃がしたらもったいない!3つの旬食材とは?

(1)アサリ

 旬は3〜5月。産卵を控え、最も身がぷっくり肥えるタイミングで、旨味・コクがたっぷり味わえます。また貝類に多く含まれるコハク酸という旨味成分は、昆布や豚などの旨味成分と合わさって、おいしさを何倍にも底上げしてくれますから、アサリと豚を組み合わせ、昆布だしのスープで味わう鍋は最強に違いありません。

(2)クレソン

 キレイな水辺や湿地で生息するクレソンは、ステーキ・ハンバーグのつけ合わせのイメージが強いですが、実は九州などの名物料理として登場するほど、「鍋料理」にも合う緑黄色野菜なんです。食感も良く、爽やかで辛味ある香り・清涼感は、他の野菜にはないチャームポイント。もちろんおいしい時期は春で、アサリや豚肉との相性もバッチリです。

(3)春キャベツ

 白菜に別れを告げ、春鍋の大黒柱としてたっぷり入れたいのが、「春キャベツ」。そのみずみずしく柔らかい食感、アク・苦味のない甘味は、この時期だけの特権です。生で食べるのがおいしいくらいですから、さっと入れてすぐ上げるのも美味。じっくり煮て、芯から出てくる甘味をスープに移していくのも良いでしょう。

 以上3つの旬食材をメインに、残りの材料をそろえましょう。市販スープなど必要ありません。昆布だしと最低限の調味料だけでつくる究極のシンプル鍋、調理スタートです!

【材料(2〜3人分)】

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=675613

・アサリ 1パック
・クレソン 1〜2束
・春キャベツ 5〜6枚
・豚肉(うす切り) 200〜300g
・ネギ、きのこ、豆腐など お好みで
・昆布だし 1L
・白だし 大さじ2
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2

※昆布だしは顆粒を溶かしても可。
※白だしがなければしょうゆでも可。

 作り方は超簡単。鍋に昆布だし、白だし、みりん、酒を入れて沸騰させ、アサリを加える。殻が開いたら他の材料を加えていくだけの簡単調理です。どの具材もさっと火を通すくらいの方が食感・香りを楽しめるので、しゃぶしゃぶのような感覚で味わいましょう。

⇒【写真】はコチラ https://joshi-spa.jp/?attachment_id=675614

 ポン酢やだし醤油をつけて食べるのが基本ですが、具材の旨味から作られるスープこそが絶品ですから、なるべくシンプルな食べ方に徹しましょう。

 シメには、雑炊はもちろんのこと、うどんがオススメ。一滴残らず完食すること間違いなしです。さあ、春はもう直前。軽やかな鍋料理を、ゆっくりたっぷり楽しみましょう!

<TEXT,PHOTO/スギアカツキ>
【スギ アカツキ】
食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。在院中に方針転換、研究の世界から飛び出し、独自で長寿食・健康食の研究を始める。食に関する企業へのコンサルティングの他、TV、ラジオ、雑誌、ウェブなどで活躍中。人気ブログ(http://saqai.com/)も手がけている。