【MotoGP2017】KTMが3クラス全てファクトリー体制で、本格的に「MotoGP」に参戦

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KTM Japanはロードレースの世界最高峰「MotoGP」の全てのクラスにファクトリー体制で臨む世界初のモーターサイクルメーカーとして、新たな世界へ歩み始める。

それに伴い、3月21日(火)、レッドブル・ジャパン(東京・渋谷)でKTMのMotoGPの参戦体制について記者発表会を開催した。

KTM は昨シーズンにワールドチャンピオンシップを獲得した「Moto3」に加え、「Moto2」そして最高峰の「MotoGP」にいたる全クラスに参戦する。KTMはモトクロス、ダカールラリーなどなど、オフロードの世界では世界制覇を成し遂げ、これまでに参戦した世界選手権やメジャータイトルでKTM は着実に勝利を収めてきたが、メーカーの精神である「READY TO RACE」を真のものにすべく、ロードレース界へも殴り込んできたということだ。

MotoGPクラスは「RED BULL KTM MOTOGP FACTORY RACING 」。ライダーには、昨年、一昨年前の鈴鹿8時間耐久レースを大いに盛り上げてたヤマハから移籍してきたB.スミス、P.エスパルガロ。マシンはMotoGPマシン唯一の鋼管トレリスフレームとWPのサスペンションを履いた「RC16」だ。

Moto2クラスは「RED BULL KTM AJO 」チーム。ライダーは昨年Moto3デチャンピオンを獲得したB.ビンダーと、M.オリベイラ。KTMのシャーシにHondaのエンジンを搭載して参戦する。

Moto3クラスは「RED BULL KTM AJO 」チーム、ラーダーは、B.ベンシュナイダー、N.アントネッリとなる。マシンは「RC250 GP」。

また、KTM Japa代表取締役社長のブラッドリー・ヘイギ氏は、日本におけるMotoGP参戦アピールの重要性を考え、大阪、東京モーターサイクルショーの期間に合わせてMotoGPの「RC16」を本国から取り寄せ展示。また、レッドブル・ジャパン株式会社の協力を得て、RC16を被写体に、MotoGP(日本グランプリ)ならびに、東京モーターサイクルショーのプロモーショとして、レッドブル・ジャパン株式会社の撮影チームによって撮影され、編集・加工。今後、KTMファンへの提供素材として公開・無償提供される。画像はKTM JapanオフィシャルFacebookページ「KTM Japan MotoGP情報局」から入手できる。

この「RC16」は、昨年2016年の最終戦バレンシアにて、テストライダーのM.カリオがスポット参戦の際に走ったマシン。よく見ると、カウルの形状、フレーム、タンクなどさまざまな場所が変更されていることが解る。

そして、記者発表会では、KTMのオーストリア本社・モータースポーツ部門でRC16の開発に唯一の日本人スタッフとして参画するエンジニアの宮崎純氏が、今季の抱負とMotoGPに向けたマシンの改良状況について説明。
「ポルとスミスがRC16に初めて乗った当時の感想をドキドキして聞きましたが、クラッチの性能はヤマハと同等と言ってくれたので、ホッとしました。マシンは質実剛健でライダーに素直に反応するように、シンプルかつ明瞭に仕上げるように心がけています。ミッション系以外のことは、周りから聞こえてくる話でしかわからないのですが・・・、RC16の狙いとしては、フレキシブルな細いフレーム(鋼管トレリスフレーム)とWP(サスペンション)という他にはない組み合わせで差がでる場面があるはずなので、そこでコンマ何秒という差を埋めていくことができれば、という感じです。」
当面の目標は「アプリリアをキャッチすること」。
「スズキも参戦復活の初年度は、他のチームの2秒落ちというタイムでした。ライダーの違いはあれど、昨年には表彰台も獲得していますよね。KTMにもそれは不可能なコトでは無いと思っています。3年後の表彰台を目指して、焦らず慌てず、着実にステップアップしていけるとは思っています。今年のモテギまでにポイントを重ねて行けてたらいいですね。」と語った。

尚、10月に行われる「日本GP」には、KTM応援席を500席設置する予定だ。

初戦、カタールGPでのグリッドは、MotoGPクラスはP.エスパルガロが22番手から、B.スミスは23番手からスタート。

Moto2クラスは、M.オリベイラが5番手、B.ビンダーが22番手からスタート。Moto3は、B.ベンシュナイダーが4番手、N.アントネッリは5番手からスタートする。

■KTM Japan公式ページ
http://www.ktm.com/jp/

【ギャラリー】Red Bull KTM MotoGP Team Presentation 2017 (58枚