後半開始早々、永井からのクロスボールが相手DFのオウンゴールを誘った。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[J2リーグ5節]松本 1-2 名古屋/3月26日/松本

 今季ともに昇格候補に推される両チームの対戦は、名古屋がラッキーな形で奪ったふたつのゴールで逆転勝ちを飾った。

 前半の主導権を握ったのは松本だった。高い位置でのボール奪取から効果的なカウンターで名古屋ゴールを脅かす。15分には、右サイドへ展開すると、元名古屋の田中隼磨がペナルティエリア内でファウルを受け、PKを奪取。これを高粼寛之が落ち着いて沈め、松本が先制した。

 前半を松本の1点リードで折り返すと、後半は一転して名古屋ペースに。立ち上がり早々の46分、右ウイングバックに起用された永井龍がドリブルで持ち込むと、クロスボールが相手DFに当たって方向が変わり、そのままゴールに吸い込まれた。名古屋がオウンゴールで同点に追いつく。

 その後はともにチャンスを掴んだが決め手に欠き、試合は終盤に突入。そして88分、チャンスをものにしたのは名古屋だった。右サイドでボールをキープしたワシントンがフェイントで対峙するDFをかわすと、中央へグラウンダーのクロスを入れる。すると、これがまたも相手DFのオウンゴールを誘い、名古屋が逆転に成功した。

 結局、試合は名古屋が2-1で勝利。勝点を10に伸ばした名古屋は、5位にランクアップした。一方の松本は勝点7で10位。

 試合後、同点ゴールを演出した永井は、「個人的には(右ウイングバックは)やったことのないポジションだったが、プラスに考えていたし、名古屋グランパスで自分ができることをやろうと思っていた。2連勝しているけど、まだまだこんなもんじゃない。名古屋はどんどん勝っていかなければいけないチーム」と終盤の逆転勝利に、興奮気味に話した。

 また、名古屋の風間八宏監督はオウンゴールふたつの逆転劇に、「多少ラッキーな面はあったが、そこまで押し込めていたということ」と、内容面を高く評価していた。