百田夏菜子、前田敦子…「センター経験者は名女優になる」の法則?

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 NHK連続テレビ小説『べっぴんさん』が4月1日(土)の放送で最終回を迎える。どの朝ドラもそうなのだが、終わりが近づくと20〜30代の出演者たちが老後の姿を演じるので、ビジュアル的にはギャップが見えてくる時期。

 それでも半年間の集大成が近づくということで、これまでのシーンが走馬灯のように去来、胸をつくセリフに毎朝涙しているライターのスナイパー小林です。

 その出演者たちのなかで、私が注目したのは百田夏菜子。当初はアイドルの朝ドラ出演にやや厳しさを感じたけれど、放送が進むにつれて女優感を確実に増していったように思う。そんな彼女の魅力について考えてみた。

◆色気を醸すチャームポイントのえくぼ

 百田が演じたのは主人公の坂東すみれ(芳根京子)の同級生、小澤良子。ドラマの舞台となった子供用品会社「キアリス」の創業メンバーの一人であり、15歳年上の夫と20代の息子(現在)を持つ母親でもある。

「ももいろクローバーZ」では赤い強烈なインパクトのコスチュームで登場する不動のセンター。明るい、おバカキャラを売りにしていたアイドルが朝ドラに出演するというのは、放送スタート時に不安を感じたのはきっと私だけではないはず。
 戦時中に結婚、出産と女性として成長していくものの、15歳年上の夫役の田中要次との夫婦設定にやや無理があるのでは? と感じながら見ていたら、息子も大きくなり、設定が40代に突入したあたりから百田の雰囲気が急に変わった。

 ヘアメイクと衣装もそれなりに老いたようにしているのだろうけど、ちょっとため息まじりの話し方、ゆっくりとした仕草、チャームポイントのえくぼとぽってりとした唇からは、40代の色気さえ出ていた。何があった、百田!

◆センター経験者は名女優になる法則?

 個人的な趣味もあるけれど、同じ色っぽさを感じたのが前田敦子だ。以前、女子SPA!でも彼女の思い切った演技がエロくて好きだと絶賛したことがある。ふたりとも自身が所属するアイドルグループのなかでセンターを経験している。

“アイドル”という職業を名乗る人の数は多い。その中でステージに立つチャンスに恵まれる人はごくわずか。さらに、ただグループに属するだけでなく、センターに立ち人気を獲得している存在といえば……もう神の域なのかも。そんな厳しい経験を経て女優業に飛び込むと覚悟のようなものが生まれて、それが演技の艶に通じているのかな、と今回の百田の色っぽさを見て感じた。

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 まだ女優としては出演作品も少ないけれど、これからキスシーンやら濡れ場やら体当たり勝負の演技も見てみたい。国立競技場で歌って踊るあのパワーと度胸を女優業にもフルに発揮してほしい。

 ドラマの放送回数はあとわずか。できれば、良子に孫を見せてあげたい。

<TEXT/スナイパー小林>
【スナイパー小林 プロフィール】
ドラマ解説、芸能、恋愛、カルチャー、美容・健康ネタ好きのライターであり、編集者であり。執筆や編集を手がけた媒体は100冊以上。約20年以上ドラマをこよなく愛し、ついには趣味が仕事になった幸せ者のアラフォー。Twitter:@hisano_k