注目を集める「消しゴム」あれこれ 色彩のみからなる商標やおしゃれなデザインなど

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 「消しゴム」にまつわる話題や新商品が登場し、注目を集めている。ロングセラーの一品は「色彩のみからなる商標」として認められた。

 昔から誰もが使っている「消しゴム」。文具の中では比較的地味な存在ではあるが、このところ新たな話題や新商品が生まれ、世間から注目されている。

 トンボ鉛筆(本社:東京都北区)が、1969年に発売を開始した「MONO消しゴム(60〜300円・税別、5タイプ)」。今日、市場でのシェアは5割となったこの商品、消しゴム本体を収納するケースには、誕生以来一貫して青、白、黒、3色のストライプが配されている。

 このおなじみの色使いが、先ごろ特許庁より「色彩のみからなる商標」として認められた。商標といえば文字や図形を連想しがちだが、近年は音や動き、色のみというケースも対象となっており、色の分野では今回が日本初となるそうだ。消しゴム界のロングセラー商品は、栄えある第1号にもなった。

 ちなみにこのケースには使い勝手を考えたひと工夫も。それがケースの角の丸み。これは使用時に、ケースの角で消しゴム本体を傷つけないための配慮だ。今度、文具店を訪れた際は、色使いとともに意外と気がつかないポイントもチェックしてみたい。

 機能プラス見た目のおしゃれ感にもこだわったのが「GレーダーBK(ブラック)」と「GレーダーWT(ホワイト)」。こちらは、プラスチック消しゴムの生みの親であるシード(本社:大阪府大阪市)が、デザイン会社グラフ(兵庫県加西市)とタッグを組んで開発した消しゴムだ。したがって品質は文句なし、よく消える。加えて消しゴムのケースには、キラリと光る文字組み。これが実に恰好よく、スタイリッシュなイメージを醸し出す。そんな“才色兼備”、消しゴム界のビジュアル系ともいえそうな同商品、価格はブラック、ホワイトともに1個120円(税別)。

 またシャープペンシル愛用者にとり、付属する消しゴムは重宝な反面、既存商品の多くにはキャップがあり、取ったりつけたりは結構手間になる。この点を改良したのが、ゼブラ(本社:東京都新宿区)の「デルガード タイプER(756円・税込)」だ。消しゴム部分に「デルイレーサー機構」を搭載。筆記中、消しゴムはシャープペンシル本体内にすっぽりと収まり、キャップレスとなっている。消しゴムを使う場合はペンを逆さにすると、自動的に消しゴムが現れる。ロックもかかり固定されるので、消す作業もスムーズだ。使い終わって再びペンを逆さにすれば自動的に引っ込む。書いてよし、消しても実に快適に使えそうだ。

 パソコンやスマートフォンの普及により、鉛筆でものを書く機会が減りつつあるが、いざというときには必要な消しゴム。今年はこだわりの一品を使ってみるのもよさそうだ。

加藤 秀行[著]、阪神 裕平[著]