チョン・ギョンホが語る #「ミッシングナイン」の結末 #恋人・少女時代 スヨン #父親

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。

MBCドラマ「ミッシングナイン」主演の4人中、唯一放送終了のインタビューを行ったおかげで二日間、記者たちから質問が殺到しているが、俳優チョン・ギョンホは余裕溢れる姿を見せた。無人島でも生き残って帰ってきたソ・ジュノらしかった。


「『失敗しちゃった』というセリフ、意図していなかった」

「ドラマが終わり、とても残念でした。3ヶ月間でとても親しくなったのに。辛いことはなく、楽しく撮影しました。もしもう一度『ミッシングナイン』への出演オファーが入ったら、もちろんこの作品に出演し、今のように同じく表現します」

「ミッシングナイン」は無人島に閉じ込められた後、ひっくり返った上下関係、その中で表れる人間の本性などをミステリアスに表現していくドラマだった。しかし期待に応えることはできなかった。事件の設定は不十分で、展開は完璧ではなかった。

結末で、悪人のチェ・テホ(チェ・テジュン) が、他の人物たちと自然に“ペンキ塗り”をしたエンディングは、視聴者たちを困惑させた。しかしチョン・ギョンホは展開に対して残念な気持ちを示す一方「そのシーンが結末ではなく、エピローグの概念で作られたんです」と説明した。

特に、めちゃくちゃになったペンキ塗りを見つめながら、ヒロインのラ・ボンヒ(ペク・ジニ) とソ・ジュノが「失敗しちゃった」「失敗しちゃった。あっけないね」と笑うセリフが、ドラマに対する俳優たちの本音ではないのかという解釈まで出たが、チョン・ギョンホは「曖昧な意味で聞こえたみたいです。当然、それを狙ったわけではないです」と笑ってしまった。

恋人と喧嘩したことはない

少女時代のスヨンと、5年目の公開交際中であるチョン・ギョンホは、恋人に関する質問にも率直に答えた。回答には、恋人に対する配慮と愛情が盛り込まれていた。

「ドラマだけではなく、いつもお互いを応援しています。今回も、最後までしっかりできるように、サポートしてくれました。まだ一度も喧嘩したことはないです。スヨンが、最初は僕のせいで腹立つことが多かったでしょう。僕はお酒と友達が大好きだからです。しかしもう相手が嫌いなことが何なのか知って、知る前にもお互いを配慮したので、喧嘩したことはないです。僕だけ気を使えば、これからも喧嘩することはないと思います(笑)」

演技の先輩としては、恋人にも厳しかった。スヨンはMBCドラマ「私の人生の春の日」などで好演し、演技の可能性を見出したが、チョン・ギョンホは「最近は『演技がうまい』という意味が変わったみたいです。それぞれの演技に多彩な色ができ、視聴者の皆様も逆にそれを楽しんでいるようです。スヨンも、スヨンならではの色を確実に持っていると思います」

「父を尊敬する気持ちがより大きくなる」

「気楽な演技を追求する」というチョン・ギョンホは、読書を楽しむ俳優だ。映画やドラマの原作になった小説を、なるべく探して読もうと努力する。「他人の演技を見るのも好きで、なぜそんな風に演じたのか、一人で喜悦も感じる」という。

しかし、チョン・ギョンホの自然な演技に対して褒めても「まだ足りない」と自身には厳しかった。それと同じで、父のチョン・ウリョンプロデューサーの作品に出演することも、本人にはまだ生半可に想像しがたいことだという。

「この分野で働けば働くほど、父が素晴らしい方だと感じ、尊敬する気持ちも大きくなります。僕なんかが父の作品に出演することはあり得ないです。父が最後の作品を作る時、僕が大きな役割であろうが、小さい役割であろうが、出演できるチャンスがあったら、僕にとっては大変光栄なことだと思います。父が怖くないのかって?いいえ、怖くないです。僕にとっては友達のような父です」