「ひるね姫」の一場面 (C)2017 ひるね姫製作委員会

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 神山健治監督のオリジナル長編アニメ「ひるね姫」(公開中)の本編映像の一部を、映画.comが独占入手した。夢の世界に登場する主人公ココネの分身・エンシェンとココネの幼なじみ・モリオが、ロボットのハーツとともに夜空を舞うシーンを切り取っている。

 「攻殻機動隊S.A.C.」「東のエデン」などで知られる神山監督の5年ぶりの長編作品。東京オリンピックが開催される2020年、岡山県を舞台に、居眠りばかりしている女子高生・ココネ(高畑充希)が、いつも見る不思議な夢を通して家族の秘密に迫っていく姿を描く。

 映像は、ロボットに変形することができるサイドカー、ハーツが活躍する場面から幕が上がる。突然逮捕されてしまったココネの父を救うため、空へと飛び立ったエンシェンとモリオ。勢いあまってモリオがサイドカーから放り出されると、ハーツはロボットに変形して素早く救出。そのままハーツとともに夜空を駆け抜ける2人の眼下に、雄大な街並みが広がるなか、ハーツの燃料切れというピンチが訪れる。神山監督ならではの近未来描写と、岡山・倉敷の美しい風景が融合した、独自の映像世界を垣間見ることができる。

 映像内で、存在感を放っているハーツ。神山監督は、映画のテーマを「SF作家アーサー・C・クラークの『十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない』という言葉を度々引用している。夢と現実を行き来する少女の物語である『ひるね姫』は、実はAIやロボティクスといった最新技術をもテーマに内包している」と解説し、「そんな本作において、ハーツはとても重要なキャラクターである」と明かしている。