本田圭佑【写真:Getty Images】

写真拡大

 日本代表は25日、埼玉県内でロシアW杯アジア最終予選のタイ戦(28日)に向けてトレーニングを行った。

 23日のUAE戦でベンチスタートだった本田圭佑は、日本代表での立場が危うくなりつつある。これまで背番号4が務めていたポジションでは23歳の久保裕也が台頭し、UAE戦では1ゴール1アシストを記録した。

 そんな状況でも本田は「嬉しい」と定位置争いのライバルのゴールを喜んでいる。だが「危機感がないということではなくて、これがサッカーのスタンダードですから、何ら不思議なことはない」とも語る。

 ポジションを脅かされる理由もしっかりと分析できているようだ。「今(日本代表で)出れてない現状は、やはり自分がチーム(ミラン)で出れてないことが1つの要因だと僕は思っています。なかなかこの状況を打開する場がないので、本田は一体どういうプレーをするのかと、たぶんみんなが分からないと思う」と述べた。

 では、今後に向けてどんなことを考えているのだろうか。これまでも数々の修羅場をくぐってきた本田は、ミランや日本代表で立場が危うくなっている今を楽しんでいる。

「だから僕は今がすごく楽しくて、こういうことが起これば起こるほどすごく自分自身を試されてる気がする。また右肩上がりにしていく、どうしていこうか、それを考えてる自分も好きだし、それを乗り越えていってる自分も好きなんで。

そして、それを乗り越えた時に自分の結果を見て喜んでくれる人たちを喜ばすことも好きなんで、この期間を今、非常に楽しんでると言うか。その道筋は見えてますよ。方法は見えてますけど、今話すと長くなるんで、今やれることはやると言う感じですね」

 一般的に出場機会に恵まれなければネガティブになり、腐っていってしまうもの。ところが本田はその真逆のメンタルで逆境を跳ね除けようとしている。キャリア最大の苦境を乗り越えるため、次のタイ戦を今後に向けた足がかりにしたいところだ。

(取材:元川悦子、文:構成:編集部)

text by 編集部