たったひとつのポーズでOK!「上半身がほっそりする」メソッド

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薄着になり始めるこの時期になると、いつの間にこんなに上半身がぽっちゃりしてしまったんだろう!? と毎年ショックを受けませんか?

冬の間に隠れていた二の腕や背中周りのお肉、脇腹のたるみ。なかったことにしたくなります。

そこでヨガインストラクターである筆者が、上半身をほっそりさせる方法を教えます。

日常生活の態度が上半身を太らせる

下半身太りの原因の多くは“むくみ”ですが、上半身太りの原因は“生活習慣”です。姿勢の悪さや腕まわりを動かさない生活、多くが日常生活の動きが関係する運動不足です。

腕を頭上へ上げる動作が少ない生活をしていれば、背中や脇周りに贅肉が溜まりますし、猫背の姿勢はたるんだお腹を作ります。また、片方だけに体重をかけて立つ姿勢は脇腹のお肉を増やし、骨盤を歪ませます。あなたも思い当たることが沢山あるのでは?

体幹を使って体の側面を引き締めよう

冬の間の運動不足でたるんでしまった上半身に喝を入れましょう! ご紹介するこのポーズは、体幹を使って体の体側を刺激すると同時にたるんだお腹を引き締めるのに最適。

誰でも簡単にできるポーズですが、キツイです! 効いているのが実感できますよ。早速チャレンジしてみましょう。

体側を伸ばすポーズ

(1)両足を揃えて立ちます。

(2)頭が上半身の上に安定して乗る位置を探しましょう。肩の力を抜き、体の真ん中を縦に貫く1本の軸をイメージします。

(3)下腹部に力を入れて腰をまっすぐにします。

(4)息を吸いながら右腕を頭上にあげ、二の腕が耳の横にくるようにします(肩が痛い方は無理をしないでください)。

(5)息を吐きながら左方向へ上半身を倒していきます。

(6)腰が反れてしまったりお腹が丸まらないようにするために、下腹部に力を入れて上半身の重みを腹筋で支えます。

(7)30秒キープします。

(8)反対側も同様に行います。

最初の姿勢が肝心! 腰を反らした姿勢で始めてしまうと、体を横に傾けたときに腰を痛めてしまいます。

そんなときは、壁を使って行うと体幹がしっかりと入り難易度も上げることができますよ。

壁を使って強度アップ!

(1)壁に背を向けて立ちます。

(2)両足を肩幅より少し狭く開きます。

(3)後頭部、背中、お尻、かかとを壁につけて立ちます。このとき、腰と壁の間に手が入ってしまうような空間ができないよう姿勢を調整しましょう。

(4)上記のポーズを同様に行い、10秒キープします。

いかがでしたか? 簡単そうでハードさはかなりのもの。特に壁を使ったバージョンは、怠けた上半身をしっかりと目覚めさせることができるはずです。

まずは標準バージョンから試してみてくださいね。

【画像】

※ g-stockstudio / shutterstock

【筆者略歴】

上村 由夏

「マナヨガ」代表。オリジナルのマナメソッドを発案。本来持っている個性や美しさを引き出すと定評がある。またラジオパーソナリティとして心身の美しさをテーマとした番組を担当。