韓国南西部の珍島沖で、半潜水型の運搬船舶に載せられた旅客船セウォル号。韓国海洋水産省提供(2017年3月26日撮影)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】(写真追加)韓国で2014年に沈没し、300人余りの死者・行方不明者を出した旅客船セウォル(Sewol)号は、半潜水型の運搬船への積載作業が完了し、これによって最終目標である港までの帰還に向けての工程が一歩前進した。当局が25日、明らかにした。

 全長145メートルのセウォル号の引き揚げは複雑な工程を要し、原形をとどめている沈没船の引き揚げとしては最大級の作業になるとみられている。

 セウォル号は、巨大なバージ船2隻の船につながれたワイヤで海面までつり上げられた後、半潜水型船舶に向けてえい航され、同船舶に搭載されてからは、船体を丸1日かけて完全に水から引き揚げる作業が行われる。

 半潜水型船舶に固定された後は、1日かけて木浦(Mokpo)の港まで運ばれる。入港は4月頭の予定で、そこで船内の遺体の捜索が行われる。

 海洋水産省によると、セウォル号が沈没現場を離れた後、ダイバーが沈没海域と海底に遺体がないかどうかを捜索する予定になっている。セウォル号の沈没海域周辺の水中にはフェンスが設置されている。
【翻訳編集】AFPBB News