ダブルワークの経験、59%で過去最高に 新社会人の55.5%がネット副業の経験あり

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 最近は副業をする人が増えている。政府も副業や兼業を後押しする動きを見せており、働き方が変わりつつあるようだ。

 エン・ジャパン株式会社は、運営する派遣情報サイトのユーザーを対象に「ダブルワーク(副業)」についてアンケート調査を実施し、その結果を2月23日に発表した。調査期間は2016年12月27日から1月26日で、回答者数は3,232名。

 ダブルワーク経験の有無を聞いたところ、「ダブルワーク中」が19%、「過去にある」が40%で、59%がダブルワークの経験を持っており、2008年の調査開始以来で過去最高の水準となった。「ないが興味はある」が36%で、「ないし興味もない」は5%だった。雇用形態を聞くと、ダブルワーク中の人では派遣社員が23%、契約社員が24%、アルバイトが23%、正社員が16%。過去に経験のある人の場合は、派遣社員が45%、契約社員が39%、アルバイトが40%、正社員が39%だった。

 経験者にダブルワークをした理由を複数回答で聞くと、「副収入が必要」(68%)、「空いた時間の活用」(45%)、「貯金をしたい」(28%)が多かった。また、ダブルワークを成功させるポイントを同様に聞くと、「メインの仕事に支障がない条件を選ぶ」(39%)、「体力的に無理をしない」(37%)、「勤務日や時間の調整がしやすい仕事を選ぶ」(35%)などの回答が多かった。

 一方、株式会社もしもは、インターネットで収益をあげる働き方「フリーキャリア」に関する調査の中で、「新社会人の働き方」について調査を実施し、その結果を3月15日に発表した。調査期間は2月10日から17日で、調査対象は2017年度の新社会人485名。

 ネット副業サービスの利用経験を聞くと「経験あり」が55.5%で、前年の調査時より26ポイント増加した。利用したサービスを具体的に聞くと、「フリマアプリ」が32.2%で最も多く、「ブログ運営による広告収入」(11.5%)、「ホームページ運営による広告収入」(8.9%)、「クラウドソーシング」(8.7%)、「ハンドメイド販売」(6.0%)が続いた。

 ネット副業サービスの利用経験者に利用した理由を複数回答で聞くと、「家計の足しにするため」が51.1%で最も多く、「貯金をするため」(37.8%)、「楽しそうだった」(21.9%)、「スキルアップのため」(16.7%)が続いた。こうした傾向について同社は、どこかの企業に属して収入を得るアルバイトと同じような感覚で、ネット副業サービスを選択しているようだと指摘している。

 政府は「働き方改革」の中で社員の副業や兼業を後押しする動きを見せており、働き方に対する考え方が変わりつつあるようだ。そして副業にもさまざまな方法があるが、インターネットを活用した副業が広がっている様子がうかがえる。

サイトウ イサム[著]、加藤 秀行[著]