「アキエリークス」は今後何を公開していくのか(画像はサイトより)

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「安倍昭恵夫人に関する様々な資料を公開してまいります」――。こんな説明文を掲げた謎のウェブサイト「アキエリークス」が、2017年3月24日に突如開設された。

同サイトが24日に公開した一本目の記事では、学校法人「森友学園」の籠池泰典理事長の妻・諄子氏と昭恵氏が交わしたメールだと称する画像を大量に公開。画像に収められたメールの文面は、自民党側が同日に公開したメールの書き起こしの文章と一致している。

「送信失敗メール」も

世界的に有名な内部告発サイト「ウィキリークス」を念頭に名付けられたとみられる「アキエリークス」。開設初日となる24日の投稿では、

「安倍昭恵夫人と、籠池夫人のショートメールでのやりとり」(原文のまま)

と題し、計73枚の写真を一挙に公開した。

公開された画像は、いずれもスマートフォンではない携帯電話の画面をそのままカメラで撮影したもの。「あべあきえ」という名前で登録された人物とのメールの送受信のやり取りが収められている。

メールの日付は17年2月25日から3月16日までで、その文面は自民党の西田昌司参院議員が24日午前に公開した書き起こし資料の内容と一致している。さらに「アキエリークス」の記事には、書き起こし資料には掲載されていない「送信失敗メール」も公開されている。

これは、諄子氏とみられる人物が3月3日夜に送信しようとしたメールで、宛先は「あべあきえ」となっている。その文面は、

「新幹線の中で返答無用です○○○○○○○○○○○(編集部注=原文は実名)が小学校に入らせよ!警察呼びました一流の世界の一流の学校は一人から楽しいです」

で、意味がよくわからない内容となっている。

「籠池側の人間が作ったのか」の観測

「アキエリークス」サイトには、発信者名も、発信の意図も書き込まれていない。公開された画像が本物のメールのやり取りであれば、撮影された携帯電話は諄子氏のものということになる。そのため、ツイッターやネット掲示板では「アキエリークス」というサイトについて、

「普通に考えて、籠池奥さんが流したのだろうな。 もう全面対決するつもりやな」
「籠池側の人間が作ったのか、あるいは籠池に接触している人物が作ったのか」
「携帯を直に撮影してるということは籠池と接点のある人物だろう」

と推測する向きが強い。

3月24日に最初の画像などが発信されて以降、25日13時現在までに発信はなく、ツイッターなどでは

「次は何が出るかな」
「まだまだ続報がありそう」

といった声も目立っており、関心を集めている。