秋田県の男鹿半島で17日に北朝鮮のミサイルが領海内に落下することを想定した住民避難訓練が行われた。地震や津波など自然災害を想定した避難訓練は全国的に行われているが、武力攻撃を想定した避難訓練が実施されるのは戦後初めてのことだという。(イメージ写真提供:123RF)

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 秋田県の男鹿半島で17日に北朝鮮のミサイルが領海内に落下することを想定した住民避難訓練が行われた。地震や津波など自然災害を想定した避難訓練は全国的に行われているが、武力攻撃を想定した避難訓練が実施されるのは戦後初めてのことだという。

 北朝鮮によるミサイル発射が繰り返され、大きな不安を感じる人も少なくないと予想されるが、中国メディアの今日頭条が23日付で掲載した記事は、日本で武力攻撃を想定した避難訓練が行われたことに言及しつつ、日本にとって北朝鮮のミサイルはなぜ脅威となるのかという点について論じている。

 記事は北朝鮮が擁する弾道ミサイルの威力について、150ー2000kmの範囲をカバーできるとしたうえで、さらには200発の弾道ミサイルを同時に発射することができると説明。スピードも速いため「もし韓国に向けて発射されれば、韓国の主要空軍基地は30分で廃墟と化す可能性がある」と主張した。

 また、2000kmという射程距離を有するため日本本土も直接攻撃できると説明。従って日本は先手を打って北朝鮮に攻撃したいと思うかもしれないとしながらも、「それは米国の許可が必要であるうえに、攻撃すれば北朝鮮からも弾道ミサイルが日本本土に飛来する可能性がある」と指摘した。

 日本と韓国にとって脅威となっている北朝鮮の弾道ミサイルだが、米国が現在に至るまで北朝鮮を攻撃しないのは、1つには中国が北朝鮮に対する安全保障を約束しているからであるとし、また別の理由としては、まさにこの弾道ミサイルが北朝鮮に対する攻撃への抑止力となっているためだと論じた。

 クレディ・スイスがまとめた世界各国の軍事力ランキングによれば、日本と韓国はトップ10内にランキングしており、北朝鮮はトップ20圏外という評価であり、単純な軍事力や防衛力では日韓の方が北朝鮮をはるかに上回っているのが現状だが、記事は「北朝鮮が弾道ミサイルを持つがゆえに、日米韓は北朝鮮に手が出せない」との見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)