香川に代わって途中出場した倉田。2−0の勝利に貢献した。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

写真拡大

[ワールドカップアジア最終予選6節]日本 2-0 UAE/3月23日/アルアイン
 
 東アジアカップ以来の出番が回ってきたのは、71分のことだった。疲れの見える香川真司に代わって交代出場。「準備はしていました。前半を見ていてコンちゃん(今野泰幸)や(香川)真司がだいぶ動いていて疲れていそうだったので、あるんちゃうかなとは思っていた」という倉田秋は、惜しみないハードワークで中盤を引き締め、2-0の勝利に貢献した。

【PHOTO】日本がUAEを撃破! 抜擢起用の川島、今野、久保が活躍とハリル采配が的中!

 途中出場の準備は整えていたが、試合前にはふたつの出来事に驚かされた。ひとつ目は、G大阪のチームメイトからの連絡、そしてふたつ目は与えられた背番号だ。
 
「試合前にLINEで頑張ってくれというメッセージをくれた。メッチャ珍しいことなのでね。俺もびっくりしましたよ」
 
 倉田をそう振り返るのは、遠藤保仁からの連絡だ。会場入りする前に、所属クラブのキャプテンから激励の言葉を受け取ったという。
 
 そして、ふたつ目は会場入り後、ロッカールームにあったユニホームの背番号。「ロッカーに入ってきたら7番だった」と衝撃を受けた。7番と言えば、激励をくれた遠藤が、長らく代表でつけていた番号である。偉大な先人にしてクラブの頼れる先輩である遠藤の背番号に、自然と気合いが入ったのは言うまでもない。
 
「まさか7番を付けさせてもらえると思わなかった。ヤットさんの番号だと言われているけど、次に俺が受け継ぐくらいの気持ちでできればいい。そのために自分の力をアピールしなければいけない。まだ練習があってタイ戦もあるので、練習からもっとアピールしていきたいです」
 
 UAE戦でのパフォーマンスは悪くなかったが、強烈なインパクトを残すまでには至ってない。本人も「使ってくれて嬉しいけど、守備はリカバーしながら、攻撃の時はもっと前にドリブルで運んだりスピードアップしてくれと言われたので、その部分はできなかった。納得はしていないです」と課題を口にする。
 
 倉田が見据えるのは、28日に埼玉スタジアムで行なわれるタイ戦。「もっと周りも使って自分の色を出せるようにやっていきたいです」と意気込む背番号7は、その番号に見合う活躍を披露するべく、着々と準備を整えている。