入団発表から3日後のC大阪戦でいきなり先発デビューを飾ったイバルボ。チャンスは作り出したものの、得点は奪えなかった。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 3月18日に行なわれた4節のC大阪戦で、Jデビューを飾った鳥栖の新外国人ヴィクトール・イバルボ。加入して間もないこともあり、本領発揮とはいかなかったものの、強靭なフィジカルを活かしたボールキープなど随所に能力の高さを窺わせた。
 
 このコロンビア代表FWがセリエAのカリアリに在籍していた時に同僚だったのが、今オフにUAEのバニーヤースからJ2の千葉に加入したアルゼンチン人FWのラリベイだ。2011年夏から約1年半ともにプレーし、2トップを組んだ試合もある。そして当時の指揮官が、現在は鳥栖を率いているマッシモ・フィッカデンティだった。
 
 ふたりが抜群の連携を見せたのが、12年3月9日のナポリ戦(27節)だ。テクニカルなドリブルで敵を翻弄しつづけたイバルボは、正確なクロスで2アシスト。ラリベイの「すべてヘディングによるハットトリック達成」を手助けした。
 
 試合は、エディソン・カバーニ(現パリSG)やエセキエル・ラベッシ(現河北華夏幸福)ら強力攻撃陣を擁するナポリに粉砕され3-6で大敗。ひっそりと試合球を持ち帰るラリベイの姿が印象的だった。
 
 ちなみに、世界中の移籍情報を扱うウェブサイト『transfermarkt』によると、現Jリーガーのなかで推定市場価格がもっとも高いのがC大阪の清武弘嗣で500万ユーロ(約6億円)。続くのがこの両雄で、400万ユーロ(約4億8000万円)のラリベイが2位、350万ユーロ(約4億2000万円)のイバルボが、神戸のMFニウトンと並んで3位となっている。
 
 カテゴリーが違うため、残念ながらリーグ戦では元同僚のストライカー対決は見られないが、Jリーグを大いに沸かせてほしいものだ。ここまではともにノーゴール。先にJ初得点を奪うのはどちらか。注目される。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部