中国の粗鋼生産量は世界一の規模を誇るが、中国鉄鋼業界では生産能力の過剰が問題となっている。中国は国内の経済成長率が鈍化し、国内で捌ききれなくなった鉄鋼製品を大量に安価で輸出しているが、その製品の品質は決して高くはない。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国の粗鋼生産量は世界一の規模を誇るが、中国鉄鋼業界では生産能力の過剰が問題となっている。中国は国内の経済成長率が鈍化し、国内で捌ききれなくなった鉄鋼製品を大量に安価で輸出しているが、その製品の品質は決して高くはない。

 中国メディアのOFweek工控網は21日、日本は国内で鉄鋼石が産出されないにもかかわらず、鉄鋼産業において非常に高い技術力を持つと指摘し、「日本の鉄鋼メーカーの技術力と製品の品質は恐ろしいほど高い」と伝えている。

 記事は、日本の鉄鋼メーカーの技術力は欧米諸国ですら及ばないほどだと指摘し、中国の大手鉄鋼メーカーの技術も日本から導入されたものだと指摘。1977年にトウ小平が日本を訪れ、日本の鉄鋼メーカーに協力を要請したのがきっかけであり、日本のメーカーがなければ中国の国有企業であり、中国最大の鉄鋼メーカーである宝鋼集団も存在し得なかったと指摘した。

 さらに、日本の鉄鋼メーカーは「国際市場で最も高い競争力を持つ」と言っても過言ではないとし、研究開発能力や管理能力、そして、製品の品質など「すべてにおいて一流である」と指摘。中国国内で建設される超高層ビルには日本メーカーの鉄鋼製品が使用されることも少なくないと指摘した。

 そのほか、日本の鉄鋼メーカーは特殊鋼など高い品質と技術力が求められる鉄鋼製品では世界で大きなシェアを獲得していると指摘。中国の粗鋼生産量は世界的に見ても圧倒的な規模を誇るとしながらも、そもそも粗鋼生産には高い技術力が求められないと指摘、中国の世界の特殊鋼市場におけるシェアは数パーセントに留まるのが現状であり、日本と中国の技術力には「圧倒的な差がある」のが現実だと指摘している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)