これぞ二刀流!「CF」と「DF」の両方をこなすJリーグ選手たち

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先週末、J1で今季初勝利を収めたセレッソ大阪。

決勝ゴールをあげたのは、この日FW起用となった山村和也だった。

山村はセンターバックやボランチを本職とする選手だ。

しかし、その日本人離れした跳躍力を買われ杉本健勇との2トップを組むと、ユン・ジョンファン監督の采配が的中する。さらにゲーム終盤には5バックの一枚としてもプレーし、90分の中でFWとDFの両方を経験したのであった。

DFとMF、あるいはMFとFWを兼任する選手はいても、FWとDFの両方でプレーが可能な選手はそういない。そこで今回は、Jリーグの中からそうした稀な特性を持つプレーヤーを探してみることにしよう。

なお、「サイドバック」と「ウイング」の両方でプレーする選手は一定数存在するため、今回は「センターフォワード(CF)」と「ディフェンダー(DF)」という括りで選ぶこととする。

1. 田中マルクス闘莉王

生年月日:1981/04/24 (35歳)
所属クラブ:京都サンガ
ポジション:センターバック、センターフォワード

昨シーズン、愛する名古屋を救うために帰ってきた闘莉王。その使命は果たすことができなかったが、今季は京都サンガで8シーズンぶりとなるJ1昇格というミッションに挑む。闘莉王の本職はもちろんセンターバックだが、その空中戦の強さからFW起用されることもしばしばである。もともとはトップ下の選手で、DFに転向したのは高校時代。そのため本人も「自分がDFの選手という考えは持っていない」と話している。

2. 盛田 剛平

生年月日:1976/07/13 (40歳)
所属クラブ:ザスパクサツ群馬
ポジション:センターバック、センターフォワード

浦和レッズ加入時に「利き足は頭」発言し、原博実監督に見出されたFW。しかし得点には恵まれずサンフレッチェ広島時代の2006年からDFに転向すると、2014年にはヴァンフォーレ甲府で再び登録ポジションをFWに変更したという珍しい経歴を持つ。今季からはザスパクサツ群馬でプレーするが、登録はFWのままだ。Jリーグ選手きってのラーメン好きで、公式プロフィールでも「ラーメン愛」を貫いている

3. 矢野 貴章

生年月日:1984/04/05 (32歳)
所属クラブ:アルビレックス新潟
ポジション:サイドバック、サイドハーフ、センターフォワード、セカンドトップ、ウイング

2010年ワールドカップに向けた日本代表メンバーである矢野。大型FWという印象が強いが、2013年から加入した名古屋グランパスでは右サイドバックや右サイドハーフとしての起用が多かった。なんでも中学生時代にはサイドバックとしてプレーしていたようで、もともとはこちらが本職であったようだ。今季からは5年ぶりにアルビレックス新潟に復帰。DF登録されており、ここまではやはり右サイドバックとしての起用が続く。

4. 茂木 弘人

生年月日:1984/03/02 (33歳)
所属クラブ:福島ユナイテッド
ポジション:サイドバック、サイドハーフ、センターフォワード、セカンドトップ

2003年のワールドユースに出場したU-20日本代表メンバーである茂木。当時はセンターフォワードやセカンドトップとしてプレーしていたが、ヴィッセル神戸時代の2007年に自ら監督に直訴してサイドバックへ転向した。2012年にはFWとサイドバックの両方で起用されるなど、ユーティリティ性の高さを証明した。2015年からは出身地でもある福島ユナイテッドでプレー。公式サイトではDF登録となっている。

5. 熊谷 駿

生年月日:1996/08/07 (20歳)
所属クラブ:ヴァンフォーレ甲府
ポジション:センターバック、センターフォワード

高卒ながら190cmという上背を誇り、注目を集めたDF。本職はセンターバックだが、プロデビューとなった2016シーズンの横浜F・マリノス戦でCF起用され、なんとその試合でゴールを奪ったというエピソードを持つ。紅白戦でも試したことがなかったため、佐久間悟監督(当時)のこの采配は「奇策」として話題を呼んだ。