記者発表会に出席した、左から吉岡茉祐、三森すずこ、鈴木みのり、諏訪ななか、駒形友梨

 声優で歌手の鈴木みのり、諏訪ななか、三森すずこ、吉岡茉佑、駒形友梨が24日、都内でおこなわれた、アニメソング専門定額配信サービス「ANiUTa(アニュータ)」の記者発表会に出席。同サービスに関する想いを述べるとともに、自身のアニソンのプレイリストが公開した。

 「ANiUTa」は、アニソン(アニメ関連楽曲、ゲーム、ボーカロイド、特撮関連に特化した楽曲)を取り扱うレコード会社や関連企業が参画、設立した新会社、アニュータが提供するアニソン専門音楽配信サービス。5万曲を超えるアニソンを月額600円で自由に聴ける。アニソンライブ公演の先行チケット受付などの特典も備える。同日から配信サービスを開始した。

 「ANiUTa」について、鈴木は「今までアニメを観てからアニソンを探していました。今までより多くのアニソンに出会えるんじゃないかなと思います」と期待。一方、諏訪は「新曲がすぐに聞けることが嬉しい」とコメントした。

 また、三森は「ラジオ番組を担当しているので、ゲストの方の曲を検索して音源を購入して…ということをやっていたので、すごく便利になりますね」と実務的にも使えることを喜んだ。

 吉岡は「ボカロや、2.5次元などのアニソンもあって。本当に色々たくさんの曲があるので素晴らしいです」と絶賛した。

 普段から音楽を多く聴くという駒形は「携帯で普段、音楽を聴いていて、容量が一杯なんですよね。5万曲聴き放題は助かりますね」と容量の問題が解決されたことを明かした。

 さらにイベントでは三森が実際にスマホを使い、サービスを実際にデモンストレーション。「凄い! 楽しいですね」とその充実した内容に興奮した様子を見せた。

 また、「ANiUTa」の中から彼女たちそれぞれのプレイリストも作成。

 鈴木は「流れを意識した」と言い、「この中で、一番心に残っているのが『暗黒天国』。『かみちゃまかりん』というアニメのオープニング曲だったんですけど、あんなに可愛いキャラクターが登場するアニメなのに激しい曲で。小学生ながら衝撃を受けました」と漫画家のこげどんぼ*士女史が原作のアニメ『かみちゃまかりん』のOP曲「暗黒天国」への思い入れを話した。

 諏訪は「普通の音楽配信サービスでは、あまりキャラクターソングって見ないので、キャラクターソングをたくさん入れました」とプレイリストへのこだわりを語った。

 三森は「私は学生時代、ダンスのレッスンなどであまりアニメを観ることができませんでした。声優になってからアニソンと関わるようになって。その声優の歴史と思い出の曲をプレイリストにしました」と自身の声優との歴史とリンクしたプレイリストを紹介。

 吉岡は、漫画家・美水かがみ氏の4コマ漫画が原作となったテレビアニメ『らき☆すた』のOP曲「もってけ!セーラーふく」をフェイバリットに挙げ、「中高生時代にみんなで制服着て踊っていました」と学生時代を振り返った。

 駒形は「このプリキュアソングをオーディションで歌って声優の仲間入りをしたので、思い入れのある曲です」と歌手で声優の礒部花凜が歌う、「Miracle Go!プリンセスプリキュア」をプレイリストに入れた。

 なお、彼女たちのプレイリストは「ANiUTa」サイト内で確認できる。

 同サービスのサウンドロゴ音声を担当した、声優・歌手の坂本真綾は「サービス開始おめでとうございます。デビューした1996年にはCDなどのパッケージで音楽を届けていました。今では音楽配信サービスによって更に多くの方々にさまざまな楽曲を楽しんで頂けることに驚くとともに、素敵なことだと感じています。今回日本初の専門定額制サービスに注目が集まり、盛り上がれば良いな、と思い録音に臨みました。大変光栄です」とコメントを寄せた。

 最後に登壇者を代表し、鈴木は「一オタクとしてアニソンを、1つのアプリで聞けてとても嬉しいです。もっとアニソンについて詳しくなっていきたいと思います。皆さんもアニソンを楽しみましょう」と呼びかけた。(取材・写真=松尾模糊)