コンゴの首都キンシャサの軍事法廷に出廷したジェルマン・カタンガ被告(2016年2月3日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】国際刑事裁判所(ICC)は24日、コンゴのイトゥリ(Ituri)地方の村を2003年に襲撃した武装勢力コンゴ愛国的抵抗戦線(FRPI)の元幹部ジェルマン・カタンガ(Germain Katanga)被告に対し、被害者297人に「象徴的な意味合い」として1人につき250ドル(約2万8000円)を支払うよう命じる判決を言い渡した。

 また同裁判所は個人および集団双方に対する、推計370万ドル(約4億1000万円)に上る物的、および精神面、身体面での被害の推定額のうち、カタンガ被告に100万ドル(約1億1000万円)の賠償責任を認めた。

 だが一方で裁判長は、別の裁判のためコンゴの首都キンシャサ(Kinshasa)で収監されているカタンガ被告が、金もなく「困窮」しており、家や財産がないとし、「象徴的な意味合いでカタンガ被告の犠牲者に支払われる250ドルは、犯罪全体を埋め合わせるものではないと認めた。

 イトゥリ地方にある村ボゴロ(Bogoro)で2003年2月に起きた襲撃事件により、ICCはカタンガ被告に戦争犯罪および人道に対する罪で有罪判決を下し、2014年に禁錮12年の刑を言い渡していた。

 カタンガ被告は、約200人が射殺、あるいは鉈(なた)で殺された襲撃事件で、配下の民兵に武器を供給したとされる。
【翻訳編集】AFPBB News