【ロンドン襲撃】元陸軍将校の議員が被害警官に人口呼吸…世界中から賞賛の声

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現地22日にロンドン中心部で起きた襲撃テロ事件では、これまでに4人が亡くなったほか、多くの負傷者を出した。

そうした中、事件直後に人命救助を行った下院議員が英国をはじめ世界中から賞賛を集めている。

襲われた警官に人口呼吸

話題になっているのは、外務次官のトバイアス・エルウッド下院議員。

Tobias Ellwood / Facebook

このテロ事件は、ロンドンのイギリス議会議事堂近くで車に乗った男が次々と周囲の人をはねたのち、刃物を持って議事堂に近づいた。

この時に警備をしていたキース・パーマー巡査が襲われ、容疑者は警察官に射殺された。

現場に居合わせたエルウッド議員は、瀕死の状態だったパーマー巡査にかけより、マウス・トゥ・マウスの人工呼吸を施したり、手で止血したりしたという。

エルウッド議員は元陸軍将校で、応急処置などの訓練も受けていたそう。

また、兄のジョナサンさんは2002年、インドネシア・バリ島で起きた爆弾テロ事件で亡くなっている。

「ナイトの称号を」の声も

この様子が各メディアで報道され、賞賛の声が相次いでいる。

「トビアス・エルウッド議員のこの写真は明日の各紙一面を飾るだろう」

「すべての警官とその家族、友達、愛する人々より:救おうとしてくれてありがとう トビアス・エルウッド議員へ」

「亡くなった警察官の方の友人や仲間、家族の方々のお心はいかばかりか。そして彼を救おうとしたトビアス・エルウッド議員に敬意を」

「友人トビアス・エルウッド議員に敬意を。刺された警察官を救おうとし、刺された数か所の傷の止血をした…」

メディアに寄せられたコメントによると、エルウッド議員は若いギャングの行いを正そうとして殴られたりしたこともあるといい、正義感の強い人物のようだ。

エルウッド議員はSNSなどへの発言もなく沈黙しているが、母親のキャロラインさんは「息子を誇りに思います。でも彼はするべきことをしただけ。現場に居合わせ救助活動をした人々、医師、看護師らすべての人がヒーローです」と語っているそうだ。

この行動に、イギリスの議員たちの間から、エルウッド議員にナイトの称号を与えるべきという声も上がっている。