『ラ・ラ・ランド』 ©2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.

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『アカデミー賞』で史上最多タイの14ノミネートを果たすなど、日本公開前から大きな話題を集めていた『ラ・ラ・ランド』。公開が待ち切れず、サウンドトラックを聴いていたという人も少なくないのではないでしょうか。

『ラ・ラ・ランド』はオリジナル曲によるミュージカル映画ということで、音楽にも注目が集まりましたが、この先日本公開を控える映画にも、音楽に注目したい作品が多数ラインナップしています。CINRA.NETでは映画の内容だけでなく、サウンドトラックもおすすめしたい作品10本をピックアップ。公開前の作品に思いを馳せるもよし、すでに観た作品を追体験するもよし。各作品のメインテーマを中心に構成したApple Musicのプレイリストと共にお楽しみください。

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■『ラ・ラ・ランド』
第89回アカデミー賞』で主題歌賞、作曲賞を含む6部門に輝いたミュージカル映画『ラ・ラ・ランド』。音楽はデイミアン・チャゼル監督のハーバード大学での同級生で、Chester Frenchというバンドで共に演奏していたジャスティン・ハーウィッツのオリジナル。

サウンドラックには劇中でライアン・ゴズリングとエマ・ストーンがゴズリングのピアノ演奏で歌う“City of Stars”をはじめ、オープニングのミュージカルシーンで歌われる“Another Day of Sun”や、ジョン・レジェンドがパフォーマンスする“Start a Fire”など15曲が収録されています。映画は2月24日から公開中。

■『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
ナタリー・ポートマンが故ジョン・F・ケネディの妻ジャクリーンを演じる同作。自身のバンドMicachu and The ShapesやDJとしても活動するミカ・レヴィにとって2作目の劇判作品でありながら、『第89回アカデミー』作曲賞にノミネートされました。

サウンドトラックでは、夫を目の前で殺されるという悲劇の中で、毅然とした態度で夫の葬式を取り仕切ってみせたジャッキーことジャクリーンの覚悟や悲しみに寄り添うように、メランコリックなオーケストラサウンドが展開されています。映画の公開は3月31日から。

■『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』
インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthを駆使して生まれ故郷に辿り着いたという実話をモチーフにした作品で、『第89回アカデミー賞』で作曲賞を含む6部門にノミネートされた同作。劇伴はピアニストのダスティン・オハロランとドイツのアーティストHauschkaが手掛けました。

全編にわたって繊細なピアノの音色と美しいストリングスによる静かなトーンにまとめられており、主人公の故郷への思いや少しずつ蘇る記憶の断片、真実が明らかになっていく様子など、主人公の「探しもの」の果てにある感動への想像が膨らみます。

またサウンドトラック1曲目には、Siaが映画に提供したオリジナル曲“Never Give Up”を収録。主人公の故郷であるインドの音楽を意識したポップな楽曲になっています。映画は4月7日に日本公開。

■『T2 トレインスポッティング』
映画『トレインスポッティング』の20年ぶりの続編となる『T2 トレインスポッティング』。劇判はUnderworldのリック・スミスが担当しており、サウンドトラックには前作を象徴する楽曲であるUnderworldの“Born Slippy(Nuxx)”の最新バージョン“Slow Slippy”が収録されています。

さらに同じく前作で使用されたイギー・ポップの“Lust for Life”をThe Prodigyがリミックスしたバージョンも収められているほか、Young Fathers、Fat White Family、The Rubberbandits、Wolf Aliceといったイギリス、スコットランド、アイルランドなどのアーティストが楽曲を提供。映画の日本公開日は4月8日。

■『Hidden Figures(原題)』
実話をもとに、宇宙開発戦争期に差別や偏見と戦いながらNASAで活躍した3人の黒人女性を描いた作品『Hidden Figures』。『第89回アカデミー賞』では作品賞を含む3部門にノミネートされました。サウンドトラックは、映画のプロデューサーとしても参加しているファレル・ウィリアムスが全曲を書き下ろしています。

さらに劇中で主人公の1人を演じているジャネール・モネイや、アリシア・キーズ、メアリー・J・ブライジといったゲスト陣も参加。ファンキーなソウルサウンドとゴスペルが融合した全10曲が収められています。YouTubeでは昨年に『トロント映画祭』で披露されたライブ映像も公開中。映画の日本公開は現時点では未定です。

■『SING/シング』
『ミニオンズ』などを製作したイルミネーション・エンターテインメントが贈るアニメーション映画『SING/シング』。動物たちの世界を舞台に、経営不振の劇場のオーナーであるコアラのバスターが、劇場を建て直すために歌唱コンテストをプロデュースする様を描くミュージカルコメディーです。

サウンドトラックにはエンディングテーマのスティーヴィー・ワンダー“Faith feat. Ariana Grande”に加えてタロン・エガートン、セス・マクファーレン、スカーレット・ヨハンソンら声優陣が歌う楽曲群が収められています。

さらに日本盤には日本語吹き替え版でヤマアラシのアッシュ役を演じる長澤まさみが歌う映画オリジナル曲や、大橋卓弥(スキマスイッチ)、山寺宏一が歌う楽曲を収録。吹き替え版の音楽プロデュースは蔦谷好位置が担当しているほか、日本語歌詞監修でいしわたり淳治も参加しています。映画は3月17日から公開中。

■『美女と野獣』
ディズニーが贈る、エマ・ワトソン主演の実写映画版『美女と野獣』。主題歌は、ディズニーによる1991年の長編アニメで使用されたアラン・メンケン作曲の劇中歌をアリアナ・グランデとジョン・レジェンドが新たにレコーディングした“美女と野獣”。2人が城の中で歌うPVも公開されています。

サウンドトラックはディズニーアニメ版の音楽を手掛けたメンケンが担当し、アニメで使用された楽曲だけでなく、新たに制作された楽曲も使用。アニメ版でメインテーマを歌ったセリーヌ・ディオンが新たなオリジナルソング“How Does a Moment Last Forever”を歌っているほか、エマ・ワトソン、ルーク・エヴァンス、ユアン・マクレガー、エマ・トンプソンらキャストが歌う楽曲群も収録されています。映画は4月21日から全国で公開。

■『PARKS パークス』
東京・吉祥寺を舞台に橋本愛、染谷将太、永野芽郁が演じる3人の若者がオープンリールテープに残された楽曲を完成させようとする様を描く『PARKS パークス』。音楽監修をトクマルシューゴ、エンディングテーマを相対性理論が担当しており、4月5日にリリースされるサウンドトラックにはスカート、シャムキャッツ、Alfred Beach Sandal、井手健介、大友良英、岡田拓郎(ex.森は生きている)らが参加しています。

先行配信されている劇中曲“PARK MUSIC”はトクマルが作曲、監督の瀬田なつきが作詞、高城晶平(cero)がラップパートの歌詞を担当。主演の橋本の歌声や染谷のラップがフィーチャーされています。『PARKS パークス』は4月22日公開。

■『メッセージ』
突如出現した飛行体の謎を描き、『第89回アカデミー賞』で8部門にノミネートしたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督のSF映画『メッセージ』。劇伴はアイスランドの作曲家ヨハン・ヨハンソンが担当しており、映画の謎めいた雰囲気と同様に全編にわたって不穏な空気が漂うサウンドトラックになっています。
『Billboard』のインタビューによると、劇判は「声」をメインの楽器の1つに据えて制作されたそう。その理由について「言語とコミュニケーションについての映画だからそうするのが適切だと思った」と説明しています。ヨハンソンは『メッセージ』だけでなく、ヴィルヌーヴ監督の前作『ボーダーライン』や次回作『ブレードランナー 2049』でも音楽を担当しています。『メッセージ』は5月19日から日本公開。

■『フィフティ・シェイズ・ダーカー』
恋愛未経験の女子大生と歪んだ愛し方しかできない大企業のCEOの恋愛模様を官能的に描いた『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の続編となる同作。サウンドトラックは、ダニー・エルフマンによる劇判を収めたものと、多数のミュージシャンによる提供曲で構成されるサウンドトラックの2種がリリースされています。

後者にはテイラー・スウィフトと元One Directionのゼイン・マリクのコラボ曲“I Don't Wanna Live Forever”やニック・ジョナスとニッキー・ミナージュのコラボ曲“Bom Bidi Bom”をはじめ、Halsey、Sia、ジョン・レジェンド、Kygoらが楽曲提供しています。映画の日本公開は6月から。