■立体的なフロントマスクにロングデッキを採用

マツダは「魂動デザイン」を推し進めるべく、新型CX-5に「リファインド・タフネス」というデザインテーマを設定して、上級シフトと魂動デザインの更なる進化をはかりました。

ヘッドライトには全車にLEDを装着してシャープに仕立てるとともに、大型のグリル枠がヘッドライト下に伸びる新たな造形を採用。グリル枠とライト回りには奥行きがあり、フロントマスクに精悍さを演出しています。

グリル内も凝ったメッシュ構造になっており、高級感を訴求。ただお掃除がちょっと大変そうな気がしました。

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またAピラーをキャビン側に引いて、Aピラーがフロントタイヤの中心から伸びるシルエットに変更。ボンネットのロングデッキ化もはかられ、新たなプロポーションを実現しています。

■新型CX-5の理想のデザインモデルが「ご神体」

新型CX-5でデザイン陣が最も苦戦したのが、フロントフェンダーから緩やかに下降するラインが途中で面に変化するボディサイドの造形です。

開発プロセスで興味深いのが、1つのキースケッチを元に、5人のモデラーが1/4クレイモデルでコンペを行ったこと。同じスケッチでも、モデラーによって解釈や造形が異なるそうで、採択されたのは匠と呼ばれるベテランの作品でした。

そして、これを理想のデザインとして1/1モデルに仕立てたところ、全幅が80mmもオーバー! そこでデザイン陣は、このモデルを「ご神体」と呼んで手本にして、市販車の寸法要件に収めるべくデザイン開発を推し進めました。

こうして新型CX-5は、初代CX-5とほぼ変わらない寸法で、車格がワンランク上に見える質感の高いデザインを実現したのです。

(星崎 俊浩)

【関連リンク】

第547弾CX-5のすべて(より深く知りたい方はこちらがオススメ)
http://3a.as-books.jp/books/info.php?no=NMS20170214

新型CX-5が、デザインのお手本にした「ご神体」とは!?(http://clicccar.com/2017/03/24/456618/)