先日、別エンディングの詳細が明らかになったばかりの『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』ですが、本作の製作に参加したインダストリアル・ライト・アンドマジック社(ILM)のジョン・クノールが別のふたつのエンディングについて明かしています。ネタバレも含みますのでご注意ください。

『スター・ウォーズ 特別編』にも関わっているジョン・クノールは、『ローグ・ワン』ではVFXスーパバイザー、製作総指揮、ストーリーにまで関わっているILMのすごい人。『ローグ・ワン』のアイデアを形作ったのもこの人です。

そんなクノールに米Gizmodoが、先日ゲイリー・ウィッタが明かした「ハッピーエンド」について話をきいたところ、アイデアとして考えられていたふたつの別エンディングについて明かしてくれました。


**ネタバレ注意**


コルサントまで逃げる!


ジンとキャシアンはチームを率いデス・スターの計画書を盗み出し、反乱軍の船でスカリフを脱出。複数回ハイパースペースジャンプを繰り返し逃げるものの、ダース・ベイダーに追われ攻撃されます。船の損傷が激しくもう無理だと思った主人公たちは、銀河の首都惑星であるコルサントに逃げようと試みます。

「そして最後のジャンプでは、コルサント周辺の混雑に紛れ込もうとするんだ」とクノール。続けて「船が雲のように混み合っている。1万隻の宇宙船が往来する中に紛れ込もうとするんだけども、やり遂げれないんだ。コルサントまであと1時間という距離で彼らの船は壊れてしまう」と語りました。

ジンとキャシアンはデス・スター計画書をどうにかして他の仲間に伝えなければ計画が無駄になると考えます。「彼らはレイアの船がオルデラーンへの外交目的でコルサントから出たばかりだと知るんだ」、「彼らはレイアが秘密裏に反乱軍のために働いていると知っていて、そのことがバレる危険を犯し、ベイダーの船に気づかれないよう願いながら彼女の船にデータを転送するんだ」とクノール。

結局バレてしまうわけですが、レイアの船がベイダーに捕まろうが捕まらまいが、ジンとキャシアンはどのみち捉えられて拷問され、反乱軍の秘密情報を帝国に漏らしてしまうことになるはず…そうなれば反乱軍が壊滅しかねません。そして彼らは自らの乗る船と共に自爆する決断をしたのでした…。

というものが一つ。もう一つは大まかには似た内容ですが、ひねりが加わっています。


ダブルエージェント、カーボン冷凍



それと、キャシアンがダブルエージェントだという当初の設定もあったんだ。彼は帝国が反乱軍に潜入させたスパイだった。しかしミッションを遂行する中でデス・スターはただのプロパガンダではなく現実のものだとうことに気づくんだ。帝国はこれを本当に建造していて、その唯一の用途は大量破壊兵器。彼は帝国に嘘をつかれていて、ずっと間違った側についていたと気づいたんだ。だから彼は反乱軍の側につき、でみんなを生かせると気づいた。

彼らはカーボン冷凍爆弾(carbon freeze bomb)を船内に持っていて、キャシアンは皆を無理やりエアロックに入れる。「これを起動したら、みんな生き延びることができる」、そしてキャシアンはベイダーの船から攻撃される瞬間にタイミングを合わせてカーボン冷凍爆弾を起動し、皆がカーボン冷凍されるようにした。それでベイダーの船は生体反応を感知せず、皆が死んだと考えた。そして「計画書の転送先の船はどこにいった?」とレイア姫のほうへ出発する。つまり私はヒーローたちをスクリーンから去らせたわけなんだ。それが彼らが『帝国の逆襲』にも『ジェダイの復讐』にも出てこない理由…彼らは(カーボン冷凍されて)そのままなんだ。

まさかキャシアンが二重スパイで、さらにはみんなをカーボン冷凍しちゃうとは! 正史のなかで後にジンやキャシアンを登場させるにはアリなエンディングとも思えるものの、やっぱり映画の効果としては上映版のエンディングが一番スッキリしていますね。あれで良かったんだ、とは思うものの、やっぱり別エンディング、別設定、別ストーリーがでてくると気になっちゃいます。

・映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の別エンディングが明らかに

image: Marcell Faber / Shutterstock.com

Germain Lussier - Gizmodo io9[原文]
(abcxyz)