デビュー3戦目にしてA代表初ゴールを奪った久保。今後の飛躍に期待がかかる。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト特派)

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[W杯アジア最終予選]UAE 0-2 日本/3月23日/UAE・アルアイン
 
「やっと初めてチームに貢献できたかな」

 
 UAE戦で1ゴール・1アシストの活躍を見せた久保裕也。だが、殊勲の23歳が試合後に見せたのは、歓喜ではなく、安堵の表情だった。
 
 前回のサウジアラビア戦(2016年11月15日)では先発に抜擢されながら、前半で負傷交代。このUAE戦は久保にとって、リベンジの場だった。
 
「サウジアラビア戦が良い形で終われなかったので、今回こそは、という思いはありました」
 
 今年1月に移籍したベルギー・リーグのヘントでは、7試合で5ゴールと加入直後から躍動。その好調を持ち込み、立ち上がりからキレのあるプレーを見せた。右サイドでの仕掛けだけでなく、積極的なフリーランニングでUAE守備陣を混乱に陥れた。
 
 13分の先制点は試合前から狙っていた形。アシストした右SBの酒井宏樹とは試合前から頻繁にコミュニケーションを取っていたという。
 
「『SBの内側のスペースを狙え』というのは監督から言われていましたし、あの場面ではうまく突けた。2人で試合中もかなり話し合いましたし、前回よりはスムーズにできたと思います」
 
 実を結んだのは献身的な姿勢だ。「1本でもパスが来ればいい」という思いを抱きながら、何度も敵ディフェンスラインの背後を突く動きを繰り返し、サイドアタックを活性化。この試合でベンチスタートとなった本田圭佑とは違った持ち味を発揮し、新たな攻撃の可能性を示した。
 
 ただ、久保本人に満足感は微塵もない。
 
「もっとボールを受けられるし、チャンスも作れる。僕はこのチームでは若手なので、もっとアグレッシブな姿勢を出していかないといけない。それができれば、さらに乗っていけると思います」
 
 次のタイ戦(3月28日)ではどのようなパフォーマンスを見せるのか。その結果次第では、本田との序列が完全に覆っても不思議はない。

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