3月23日にオープンしたケーズデンキ所沢店

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 ケーズホールディングスは3月23日、埼玉県所沢市に「ケーズデンキ所沢店」をオープンした。所沢市への出店は初めてで、埼玉県内では19店舗目となる。午前10時の開店を待つ顧客は100人以上に上った。

●丁寧な接客を心がけ、知名度を上げる



 ケーズデンキ所沢店の店舗面積は約3700平方m2、駐車場は170台、従業員はアルバイトを含む27人体制。オープン初日は平日ということもあり、年配客が多かった。車社会の所沢で、意外にも徒歩や自転車で来店する顧客も多かったという。

 周辺に多くの家電量販店がひしめき合うなか、競合のヤマダ電機の地元、群馬県伊勢崎市のケーズデンキ伊勢崎店の店長を務めた経験もある安藤正人店長は、「お客様の印象に残る接客ができるように力を注ぐ」と接客力の強化を徹底する。

 その配慮は、売り場づくりにも反映。懐中電灯や電池、プリンタ用インクなどの最寄品コーナーは、店員が声をかけやすいレジ近くに配置し、ヘッドホンやイヤホン、コンポ、ラジオなどの小物商品も、店員がアプローチしやすいように、中島(なかしま)に集中させた。

 2階のフロアに上がってすぐの幅広いメーン通路には、100円、500円、1000円の防災グッズや最寄品の入った、ケーズデンキではおなじみの均一ワゴンコーナーを展開。このときに、両手に商品を持った顧客を見かけたら、かごを手渡ししたり、カートを差し出すなど、気の利いた接客をする。

 ケーズデンキの店舗では、高さ150cmと130cmの2種類の商品棚を使い分けている。外側の売り場では、130cmの低い商品棚を採用。大人の男性の顔ひとつ、女性の顔半分が見えるぐらいの高さで広い店内が見渡せるので、安心して買い物できる。また、困っている顧客に店員がアプローチしやすいというメリットもある。

 掃除機売り場では、実機の吸い込み具合やヘッドの動きを確認できる体験コーナーを設置。カーペットの上にあえて何台も商品を並べていないのも「お客様がホースにひっかかって転ばないように」(安藤店長)との安全面の配慮からだ。

 安藤店長は「競合が多い地域でケーズデンキの知名度を上げるには、お客様が他店に行かれてもケーズの販売員の顔が浮かぶような接客を心がけたい」と、新店舗への意気込みを語った。(BCN・細田 立圭志)