30代独身女性の貯金額は? 将来必要なお金をFPが解説!

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30代になると、社会人生活にも慣れて自分の生活ペースが確立している人が多いですよね。将来のことを真剣に考え始める時期でもあるのではないでしょうか。現在30代で独身の女性は、将来のためにどれくらい貯金をしているのか、アンケート調査しました。また30代独身女性の理想の貯金額や、将来必要になるお金などについて、FPの石川福美さんに答えていただきました。

<目次>

(1)30代独身女性の貯金額
・30代独身女性の暮らし方
・30代独身女性の結婚願望
・30代独身女性の年収
・30代独身女性の毎月の貯金額
・30代独身女性の合計貯金額
(2)男性が考える30代独身女性の理想の貯金額
(3)将来必要になるお金
(4)30代独身女性の理想の貯金額
(5)効率的にお金を貯める方法
・貯金の始め方
・やってはいけないこと
(6)まとめ

(1)30代独身女性の貯金額

現在30代で独身女性の人は、どのような暮らしをしていてどれくらい貯金しているのでしょうか。30代独身女性のみなさんにアンケート調査しました。

Q.現在どうやって暮らしていますか?

実家暮らし…46.60%
ひとり暮らし…38.83%
彼氏と同棲…7.77%
その他…6.80%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

約半分の方が実家暮らしをしていることがわかりました。ひとり暮らしをしている人に比べて、約1割多いことになります。彼氏と同棲している人を含めると、独立して生計を立てている人との割合はほぼ同率になるようです。

Q.将来結婚したいと思いますか?

結婚したい…64.08%
どちらでもよい…23.30%
独身でいたい…12.62%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

将来的に結婚したいと思っている人は、およそ65%という結果になりました。実家暮らしで自立していない女性も意外と多くいましたが、将来の結婚願望はあるようですね。

Q.現在の年収はどれくらいですか?

1位 300〜350万円未満…18.45%
2位 250〜300万円未満…13.59%
2位 500万円以上…13.59%
4位 400〜450万円未満…12.62%
5位 200〜250万円未満…10.68%
6位 350〜400万円未満…7.77%
7位 150〜200万円未満…6.80%
8位 100万円未満…5.83%
8位 100〜150万円未満…5.83%
10位 450〜500万円未満…4.85%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

約3割の女性が250万〜350万円の収入があるようです。残念ながら、収入面において男女差は大きいのではないでしょうか。ひとり暮らしをすると、家賃だけでなく食費や光熱費など、いわゆる生活費が必要になってきます。実家暮らしからひとり暮らしに切り替えたくても、できない方も多いのかもしれませんね。

Q.毎月いくら貯金していますか?

1位 1万円未満…19.42%
2位 1万円〜2万円未満…13.59%
2位 5万円〜6万円未満…13.59%
4位 4万円〜5万円未満…9.71%
5位 6万円〜7万円未満…7.77%
5位 9万円〜10万円未満…7.77%
7位 3万円〜4万円未満…4.85%
7位 20万円以上…4.85%
9位 2万円〜3万円未満…3.88%
9位 7万円〜8万円未満…3.88%
9位 10万円〜11万円未満…3.88%
12位 15万円〜16万円未満…2.91%
13位 11万円〜12万円未満…1.94%
14位 8万円〜9万円未満…0.97%
14位 12万円〜13万円未満…0.97%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

毎月の貯金額は1万円〜2万円未満がもっとも多く、次いで5万円〜6万円未満という結果になりました。実家暮らしの女性が多くても、なかなか貯金まで手がまわらないという女性が多いようです。

<1万円〜2万円未満>

・「将来はなく、今という時間が一番大事だから」(女性/37歳/商社・卸/事務系専門職)

・「もっとたくさん貯金したいけど、手取りが少ないので、難しい。実家暮らしでも手取りが少ないと車の維持費などにかかって貯金はできない」(女性/32歳/学校・教育関連/事務系専門職)

将来のためにコツコツ貯金するのではなく、今必要なお金は惜しまず使うという意見。まだ結婚など具体的なビジョンが見えていない女性は、このような人も多いのかもしれませんね。また、あまりにも手取りが少なくて貯金まで手が回らないという意見も。

<5万円〜6万円未満>

・「必要最低限を差し引いた数値なので」(女性/37歳/医療・福祉/専門職)

・「家賃、光熱費、習い事、食費、プライベートで費やしている」(女性/34歳/情報・IT/事務系専門職)

毎月必要な経費を引いて、残った金額がこれくらいだという人も。毎月これくらい貯金できていればいい方なのではないでしょうか。

<4万円〜5万円未満>

・「実家にそんなに入れてないし、あんまり遊ばないから」(女性/32歳/警備・メンテナンス/事務系専門職)

・「住宅ローンがあり生活は厳しいが、公的年金や退職金ももらえない/もらえる額が少ないかもしれないので早めに対策を立てておきたいから」(女性/38歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

普段あまり遊ばない人や、将来に備えてお金を貯めておきたい人は4万円〜5万円程度貯金しているようです。

<6万円〜10万円未満>

・「定額預金をしているのと、手取りの3割はできるだけ貯蓄にまわしているから」(女性/30歳/医療・福祉/専門職)

・「貯金しないと使ってしまうから」(女性/33歳/生保・損保/営業職)

将来に備えて定額貯金をしていたり、無駄遣いを防ぐために貯金をしているという人もいました。毎月これくらい貯められていれば、いざというときもお金に困ることはなさそうです。

毎月の預金金額は、実家暮らしの場合とひとり暮らしの場合では、生活費としての支出金額が違って来るため、かなりの差が出てしまいます。また、将来のことを考えている人と、今さえよければいいと思っている人とでも、貯金への意識の差があるようです。

Q.現在の貯金額はいくらですか?

1位 600万円以上…33.98%
2位 10万円未満…12.62%
3位 300〜400万円未満…11.65%
4位 200〜300万円未満…9.71%
5位 80〜100万円未満…8.74%
6位 10〜50万円未満…5.83%
6位 400〜500万円未満…5.83%
8位 100〜200万円未満…4.85%
8位 500〜600万円未満…4.85%
10位 50〜80万円未満…0.97%
10位 なし…0.97%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

600万円以上貯めている人がもっとも多い結果となりましたが、なんと2位は10万円未満という結果に。多くの人が200万〜600万円ほどは貯められているようですが、この違いは何なのでしょうか。

<600万円以上>

・「社会人歴が長いし、車や家等の大きなお金を使っていないから」(女性/32歳/情報・IT/技術職)

・「実家暮らしが長く、お金のかかる趣味もないので、自然と貯まる」(女性/36歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)

実家暮らしで社会人歴が長く、車などの大きな金額の買い物をしていなければ、自然と貯まるという意見。確かに社会人歴が10年ほどになれば、毎年60万円の貯金で達成できる計算になります。

<10万円未満>

・「生活費を賄うだけで精一杯だから」(女性/30歳/電力・ガス・石油/事務系専門職)

・「一度正社員の仕事を辞め、半年無職の期間に貯金はすべて使いきったから」(女性/32歳/医療・福祉/専門職)

一人暮らしをしていたり、働いていない時期がある女性は、なかなか貯金することが難しいようです。女性は男性よりも収入が少ない場合が多いので、現実は厳しいのかもしれませんね。

<300〜400万円未満>

・「毎月とボーナスで貯めた預金額です」(女性/36歳/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「貯金、投信、外貨預金等を含めての金額」(女性/34歳/金融・証券/営業職)

適度に遊びつつも、コツコツ貯金している女性はこれくらいの金額になるのではないでしょうか。300〜400万円もあれば、いざというときも安心です。

<200〜300万円未満>

・「実家にいたときの貯金しかない」(女性/35歳/医療・福祉/専門職)

・「将来に不安を感じているので、貯められるだけ貯めたいと考えていたので」(女性/37歳/情報・IT/技術職)

実家で生活していて、途中から一人暮らしを始めた場合、なかなか貯金はできないけど実家暮らしのときの貯金額がこれくらいだったという人もいました。

<80〜100万円未満>

・「毎月貯められるのが少ないのと急な出費などもあるので、なかなか思うように貯まらない」(女性/32歳/学校・教育関連/事務系専門職)

・「以前、海外に留学していて出費したため」(女性/30歳/その他/営業職)

留学などの自己投資に使ったり、急な出費が多い人は100万円貯めるのがやっとのようです。事情がある人はなかなか貯金するのが難しいようですね。

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数103件(30歳〜39歳独身女性)

実家暮らしからひとり暮らしを始めた人のコメントにあるように、やはり、独立して生計を立てるということは、予想以上に費用がかかることだと思います。そのため、高額貯蓄者は実家暮らしの人が多いようですね。

(2)男性が考える30代独身女性の理想の貯金額

男性が30代の女性と結婚するとき、女性にいくら貯金があってほしいと思っているのでしょうか。男性のみなさんに本音を聞いてみました。

Q.結婚相手が30代の女性だったら、いくら貯金があってほしいですか?

1位 なくてもいい…20.95%
2位 200〜300万円未満…13.97%
3位 100〜200万円未満…13.22%
4位 400〜500万円未満…11.72%
5位 600万円以上…11.47%
6位 300〜400万円未満…10.22%
7位 50〜100万円未満…8.73%
8位 50万円未満…5.49%
9位 500〜600万円未満…4.24%

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数401件(22歳〜39歳男性)

なくてもいいと回答した男性が一番多いという結果になりましたが、次いで100万〜300万円という回答が多く挙がりました。現実的には、これくらいの金額を期待している男性が多いようですね。それぞれの意見を見てみましょう。

<なくてもいい>

・「お金はあれば困らないだろうけど、それが結婚の決め手にはならないから」(男性/30歳/その他/その他)

・「貯金の有無で相手を判断するつもりはないから」(男性/31歳/マスコミ・広告/その他)

貯金がなくても、愛があれば結婚できるという声です。女性としてはうれしい意見ですね。

<100〜300万円未満>

・「あまり多いとなんとなく怖いし、少なすぎると金銭感覚の疑いに繋がるため」(男性/38歳/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)

・「半年分の生活費ぐらいは持っていたほうが安心」(男性/39歳/学校・教育関連/その他)

貯金が全くないのは不安だけど、多くは求めないという意見です。お金で相手を選ぶ訳ではないけれど、半年分の生活費くらいはあった方が安心だと考えているようですね。

<400万円以上>

・「毎年50万ぐらい貯金していてほしい」(男性/31歳/学校・教育関連/専門職)

・「年齢を重ねている分お金に関しては先のことを考えてできるだけ蓄えていてほしいから」(男性/34歳/その他/その他)

毎年50万円くらい貯金できれば、自然とこれくらいは貯まるだろうと考える男性もいるようです。20代と違って年齢を重ねている分、貯金額も多めにほしいと思っているようですね。

※『マイナビウーマン』にて2016年3月にWebアンケート。有効回答件数401件(22歳〜39歳男性)

お金はあるに越したことはないけれども、気にしないと思っている方が約2割。預金金額を選択した人の中でも、あくまでも、浪費家でないかどうかという判断のひとつとして考えている人が結構多いので、その金額がマストという訳ではないようですが、200万円程度貯金できていれば、安心できそうです。

(3)将来必要になるお金

30代独身女性がこれから生きていくためには、現実的にどれくらいのお金が必要になるのでしょうか。結婚する場合と独身のまま過ごす場合で、FPの石川福美さんに教えていただきました。

Q.30代女性が結婚する場合に必要になるお金を教えてください

結婚式や新婚旅行、新居の準備などに261.3万円(下記内訳参照)、緊急予備資金として、生活費の3カ月〜6カ月分の蓄えを夫婦で60〜120万円(一人30〜60万円)するとして、合計321.3万円(160.6万円/人)あると安心ですね。ただし、30代になると20代夫婦に比べて、披露宴や新婚旅行を少しリッチにする夫婦が多くなるようです。また、親からの援助金を受け取らない夫婦も20代夫婦に比べて多いようですので、しっかりと準備しておきたいですね。

≪新婚夫婦の支出平均≫

結婚式費用:127.4万円
※ご祝儀を加味した自己負担金額
新婚旅行:61.6万円
新居費用:72.3万円
合計:261.3万円

Q.30代女性が一生独身で過ごす場合に必要になるお金を教えてください

ご年収帯、生活水準などによって大きく異なりますので一概には言えませんが、一人のOLさんの例をみてみましょう。

≪30歳 年収430万円(IT企業経理事務)の場合≫

●30歳〜60歳
生活費・住宅費用:222万円/年(18.5万円/月)
※生命保険費用含む
税金・社会保障費:92万円/年
その他年間支出:27.5万円
※旅行や家賃の更新費用など
合計:341.5万円×30年=1億245万円

●61歳〜87歳
生活費・住宅費用:204万円/年(17万円/月)
※生命保険費用含む
税金・社会保障費:9万円/年
その他年間支出:20万円
※旅行や家賃の更新費用など
合計:233万円×26年=6058万円

●30歳〜87歳までの必要費用
合計:1億6303万円

30歳から87歳までそれなりの生活をしたいと考えたら、1億6303万円が必要になるようです。途方もない金額にも思えますが、一獲千金を狙わない限りは地道に貯金をしていくしかありません。

(4)30代独身女性の理想の貯金額

女性が一生独身で過ごす場合、かなりのお金が必要になることがわかりました。それでは、30代時点での理想の貯金額はどれくらいなのでしょうか。FPの石川福美さんに聞いてみました。

Q.30代独身女性の理想の貯金額はいくらですか?

老後の生活費の備えとして、退職までに最低でも2000万円は貯めておきたいものです。年収などによって個人差はありますが、年収の5倍程度が理想値です。(詳細は「【FP監修】独身のまま女性が老後を迎えたら〜用意したい貯金と今できること〜」参照)60歳まで働いた場合、逆算して考えてみると生活費は以下のような金額になります。

2,000万÷38年=約52.6万円/年
52.6万円×8年(30歳時点)=約420.8万円
52.6万円×13年(35歳時点)=約683.8万円

上記は最低限生活費として必要になる金額の目安です。ゆとりある生活や、医療・介護費用がある場合別に備えが必要となるので、早くから計画的に準備しておきましょう! 毎月の手取り金額の17%(実家暮らしの方は35%)、ボーナスの40%は貯蓄に回しておきたい理想の割合です。

(5)効率的にお金を貯める方法

将来のためにお金を貯金したいと思ったら、まずどんなことから始めればいいのでしょうか? 効率的な貯金方法について石川さんにアドバイスしていただきました。

Q.貯金したいと思ったら、まずどんなことから始めればいいですか?

まずは家計簿をしっかりとつけ、自分の収入・支出をしっかり把握することが大切です。銀行口座がひとつの人は、貯蓄専用の銀行口座を生活費の決済口座とは別に用意することをおすすめします。また、クレジットカードが3枚以上ある人は2枚に減らしましょう。そして「強制貯蓄の仕組みを作ること」が重要です。毎月の収入から使うだけ使って、残ったお金を貯金に回そうとすると、なかなか貯まりません!! 月によってばらつきが出るため、計画的な貯蓄が難しくなります。給料が入ったら、まずは必要な貯蓄額を先に貯蓄用口座に移してしまい、残った資金を支出項目ごとに予算化してコントロールしましょう。

Q.貯金したいからといって、やってはいけないことはありますか?

毎日を切り詰めて、極端な節約生活を送ることはおすすめしません。お金が貯まる仕組み作り(強制貯蓄)をしたら、残りの資金は楽しく使いましょう! 明日、来月から始める、といったスタートの先延ばしもやってはいけません。今から家計簿をつけ始め、しっかりと行動に移しましょう。その時に、楽をしようとすること(レシートの写メを撮って終わりのアプリなど)は要注意です。家計簿とは、自身のお金の使い方を知るために必要なもので、記録をつけることが目的ではありません。自分のお金の使い方としっかり向き合いましょう!

(6)まとめ

限られた収入の中で、毎月やりくりをして貯蓄を捻出するのは大変ですよね。でも、30代で独身となると、将来の不安もだんだんと増えてくるのではないでしょうか。結婚するにしても、一生独身で過ごすにしても、お金は必要になります。将来に向けてしっかり準備したいと思っている女性は、石川さんの方のアドバイスを参考に、収支バランスの見直しを行なってみてはいかがでしょうか?

※画像はイメージです

(監修:石川福美、文:ファナティック)