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ウクライナ東部にある政府軍の弾薬庫で大規模な爆発が発生し、周囲6kmの住民およそ2万人が避難するという事故が発生しました。この爆発の原因は、ウクライナ政府軍と敵対する親ロシア派によるものという見方が示されており、実際の攻撃には爆発物を搭載したドローンが使われたとの臆測も流れています。

Ukraine munitions blasts prompt mass evacuations - BBC News

http://www.bbc.com/news/world-europe-39363416

2017年3月23日未明、ウクライナ東部のハルキウ州バラクレヤにある政府軍の弾薬庫で大規模な爆発が起こりました。この倉庫はウクライナ政府軍と隣国ロシアの支援を受ける親ロシア派との戦闘地域からおよそ100km離れた場所にあったもので、政府軍の施設を狙った攻撃とする見方は当然といえば当然かも。爆発の様子を、避難区域内である3km離れた地点から撮影したムービーが公開されています。

Балаклея, Харьков, момент детонации Точек У и Град ов, дальность 3км - YouTube

街並みの向こうで炎と煙を上げて燃える弾薬庫。時おり小規模な爆発が起こるのが確認されるのですが、その時……



最大の爆発が発生。赤い火の玉が膨らみ、爆発による衝撃波が周囲に伝播する様子が確認できます。爆発のおよそ10秒後には3km離れた撮影地点に爆音が到達し、カメラを持つ手が大きく揺れています。



高く上がる煙を収めようと、カメラを縦向きに持ち直す撮影者。



突如、ミサイルのような物体が白煙を上げて飛び出しました。



幸いにも、人気のなさそうな林に着弾した模様。



ムービーの最後には真っ黒な煙を新たに上げている様子が収められています。火災の勢いは落ち着きつつあるようですが、倉庫内にはまだ弾薬が残っているために近づいての消火活動はまだ行えないそうです。



ウクライナ国防省のステパン・ポルトラック大臣は、捜査機関による調査をあらゆる方面から進めていることを語っており、その中にはドローンを使った攻撃も視野に入れているとのこと。飛行範囲が数km〜10kmにもおよび、カメラで撮影した映像を見ながら目標物に接近できるドローンは攻撃手段として悪用されるケースが増えているとも見られており、ISIS(いわゆる「イスラム国」)が爆撃ドローンを実戦投入したことも報じられています。

ISIS(イスラム国)が爆弾を投下するドローンを実戦投入 - GIGAZINE



攻撃に使われるドローンに関しては各国の軍も対応を進めており、あるアメリカの同盟国が2万円のドローンを3億円のパトリオットミサイルで撃墜したという出来事も発生しています。

2万円のドローンを1発3億円のパトリオットミサイルで撃墜 - GIGAZINE