UAE戦は会心のゲームでした。いい勝ち方ができたと思います。1ゴール1アシストの久保裕也だけではなく、原口元気、大迫勇也の3人の攻撃陣は素晴らしい働きを見せましたし、そこにベテランの今野泰幸川島永嗣が存在感を見せました。

特にビッグプレーだったのは、川島のファインセーブではないでしょうか。21分、アリ・マブフートとの1対1を止めたことで、UAEの勢いは止まりましたし、本人も落ち着けたでしょう。もしあの場面で同点ゴールが決まっていたら、試合の流れはまるで違っていたいと思います。

ですが、僕がこの試合にしっかり勝てたと思う最大の要因は別にあります。それは、終盤で交代出場した岡崎慎司本田圭佑のプレーです。

出ている選手以上に経験を積んだ選手を投入することで、しっかりゲームをクローズさせることができました。あそこで慌てずにすんだということが重要なのです。岡崎も本田も、チームプレーをキチンとこなしてくれたおかげで、日本は試合巧者として振る舞えました。この2人の力を改めて讃えるべきでしょう。

UAEはあまり手の内がないというのを露呈してしまいました。そしてそれが明らかになるほど、大きなダメージを与えて勝つことができた試合だったと思います。

ただし、僕は一つだけ物足りない部分がありました。それは香川真司です。前線の3人に攻撃を任せ、自分は少し引いたところでボールを散らしていたと思います。確かにそれも上手いのでしょうが、それだけの香川では物足りない。もっと得点に絡むプレーをしてほしい。その点がタイ戦で見られるよう、期待しています。