インド・ムンバイの空港に駐機中のエア・インディア機(2011年4月29日撮影、資料写真)。(c)AFP=時事/AFPBB News

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【AFP=時事】インドの国内線の旅客機内で23日、搭乗していた下院議員が座席をめぐって客室乗務員と激しい口論となり、相手を履物で25回にわたってたたく行為に及んだ。議員は地元メディアにたたいた事実を悪びれる様子もなく認めたが、政党などから非難する声が上がっている。

 問題を起こしたのは西部マハラシュトラ(Maharashtra)州選出でヒンズー教至上主義を掲げる政党「シブ・セナ(SS)」所属のラビンドラ・ゲイクワッド(Ravindra Gaikwad)連邦下院議員。

 報道によると、23日朝に同州プネ(Pune)から首都ニューデリー(New Delhi)に向かう国営航空会社エア・インディア(Air India)の旅客機に搭乗したが、ビジネスクラスのチケットを持っていたにもかかわらず、エコノミークラスの座席に座らされた。女性客室乗務員に苦情を伝えた後、上級の男性客室乗務員と激しい言い合いとなったという。

 ゲイクワッド氏はインドのANI通信に対し「あいつが手で殴打されたって言ってるだって? 履物で25回はたいてやっただけだ」と平然と答えた。インタビューの映像はANIがツイッター(Twitter)に投稿し、他のニュース番組でも放送された。

 ゲイクワッド氏は「モディ(ナレンドラ・モディNarendra Modi大統領)に訴えると言ってきたので、はたいてやったのだ」と主張。「あんな侮辱を受け入れなければならなかったのか?」と語っている。

 インドの他の政党はゲイクワッド氏の行動を厳しく批判している。

 エア・インディアの広報担当者はAFPに対し、今回の件について調査を行うと明らかにした。

 インドでは昨年、南東部アンドラプラデシュ(Andhra Pradesh)州の空港で、ゲートが閉まっていたために家族らとの搭乗を拒まれた連邦議員が、空港職員を平手打ちしたとして逮捕される事件が起きている。
【翻訳編集】AFPBB News