サッカーの2018年W杯ロシア大会のアジア最終予選で、韓国に勝利した中国がお祭り騒ぎ状態になっている。

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サッカーの2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会のアジア最終予選で、韓国に勝利した中国がお祭り騒ぎ状態になっている。

23日、グループAの最下位に沈んでいた中国はホームで同組2位の韓国と対戦。普段からスポーツの試合を巡って激しい火花を散らす両者だが、今回はそれに加えて高高度防衛ミサイル(THAAD)配備の問題で外交的にも関係が冷え込んでいたこともあり、この一戦は試合前から大いに注目を集めていた。

試合は34分にコーナーキックからニアサイドにいた于大宝(ユー・ダーバオ)が頭で合わせて中国が先制する。W杯に自動的に出場が決まる2位以内に入るために負けられない韓国も必死の反撃に出るが攻め手を欠き、試合はそのまま1―0で終了。最終予選未勝利だった中国が初勝利を挙げた。

ホームとはいえ下馬評では韓国が圧倒的有利で、中国代表のこれまでの不甲斐ない戦いに国内では「解散せよ!」との厳しい批判も噴出していたが、この勝利に中国は大盛り上がりを見せている。メディアはこぞって中国代表の試合を大々的に報じた。普段は同日に行われる日本などの他国の試合についても報じるのだがが、今回はそれどころではないのか、一夜明けた24日午前現在も日本代表の試合(2−0でUAEに勝利)に関する記事はほとんど見当たらない。

検索大手の百度(バイドゥ)でもトップニュースの扱いになった。中国版ツイッター・微博(ウェイボー)の検索ワードランキングでは試合開始から「中韓大戦」がダントツになり、爆発的な人気を表す「爆」のアイコンまで付いた。試合後、ネットユーザーからは「歴史の証人になった!」「中国が勝っちゃった!」「泣いたよ」「(中国代表は)毎回期待を裏切ってくれたが、今回はありがとうと言おう」「予選突破は厳しいだろうが、W杯予選で一番美しい勝利を見せてくれた」など、興奮冷めやらぬコメントが大量に投稿されている。

なお、同日の試合の結果、グループAは首位のイランが勝ち点14で頭一つ抜け出し、韓国はウズベキスタンがシリアに破れたため同10で2位をキープしている。以下、ウズベキスタン(同9)、シリア(同8)、中国(同5)、カタール(同4)となっている。(編集/北田)