■アメリカ優勝!

 22日(日本時間23日)、野球の世界大会WBCの決勝がロサンゼルスのドジャーススタジアムで行われ、アメリカがプエルトリコを下し、初優勝を果たした。前日の日本戦とは打って変わって打線が大爆発し、8得点を叩き出した。投手陣も強力プエルトリコ打線を0に抑えその強さを証明した。

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 アメリカは3回にキンスラー(タイガース)が2ランホームランを放ち先制。回を重ねるごとに点差を広げていき、7回に3点を追加しプエルトリコの息の根を止めた。日本戦ではそこまで脅威に感じられなかった打線は存在感を示し、まさに「ドリームチーム」にふさわしい戦い方を見せた。

 しかし決勝の舞台で目立ったのは打撃陣よりむしろ投手陣の方だ。特筆すべきは先発のストローマン(ブルージェイズ)。なんと6回までノーヒットピッチングを続け安定感を示した。

■日本の可能性

 日本人ファンとしてみたら日本に勝ったアメリカが優勝したことは「良かった」と捉えられる。結果だけを見れば準決勝が「事実上の決勝」となったし、「自分達より強いチームが2つはない」と思えることができるからだ。もちろん「プエルトリコに敵を取ってほしい」と思った人もいるだろうが多くはアメリカが勝ってよかったという思いだろう。

 何試合も行えば力の差は大きく出てくるかもしれない。それでも短期決戦ならアメリカと互角に戦える日本は称賛に値する。日本の「野球」はアメリカの「ベースボール」とがっぷり四つに組めることを証明したことだろう。

■今後のWBCについて

 今大会のWBCは今まで以上に収穫のある大会だった。「今回で開催が最後かもしれない」と言われていたが、4年後も開催される見通しが出てきた。そうなった背景として挙げられるのがファンの関心だ。ドミニカやプエルトリコをはじめとしてメジャーリーガーが祖国の代表として出場する。そういった状況でアメリカだけが「うちは、メジャーリーガーは出さない」とはいけなくなりファンの関心が高まった。

 さらに今大会は北米、南米、アジア、ヨーロッパのチームが1チームずつベスト4に進出した。これは「ある特定の地域だけで野球が行われている」という概念をぶち壊した嬉しいニュースだ。ベースボールが世界中に広がり、さらにその輪を広げつつあるということを示唆しており、WBC存続の大きな一歩となる。

 もちろんアメリカの優勝も少しは左右するだろう。気をよくしたコミッショナーが「次回開催も!」と提唱する次第になった要因の一つだ。いずれにせよ野球ファンにとっては喜ばしいことで、侍ジャパンも「次回こそ」と言う思いになれることだろう!