22日、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国の報復措置により、韓国を訪れる中国人観光客が大幅に減少し、韓国国内の中国語ガイドの約4割が失業状態にあるという。写真はソウルの景福宮。

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2017年3月22日、韓国・朝鮮日報によると、高高度防衛ミサイル(THAAD)の韓国配備に対する中国の報復措置により、韓国を訪れる中国人観光客が大幅に減少し、韓国国内の中国語ガイドの約4割が失業状態にあるという。観察者網が伝えた。

韓国観光通訳案内士協会によると、国内の中国語ガイド8000人の約4割に当たる3000人が、現在仕事を見つけられず「暫定失業」状態にあると推計される。

生計を維持するためにレストランなど他業種のアルバイトを始める人もいるほか、中国語以外の言語が可能なガイドは「業種変更」に乗り出している。日本語ガイドとして10年以上活動し、2014年に中国語ガイドを始めた女性は、先月から再び日本人ツアー客を迎えている。この女性によると、ガイドの間では昨年まで、中国語が歓迎され、多くの日本語ガイドが中国語に転じていた。だが今では正反対になっているという。

通訳ガイド資格試験の予備校も泣き顔だ。ソウル市中区にある通訳ガイド予備校の関係者は「中国語ガイドの受講生は昨年1200人を超えたが、今では200人に急減している」と明らかにした。

韓国産業人力公団が主催する中国語ガイド試験の合格者は、中国人観光客の増加に応じて2011年の370人から2014年には2468人にまで急増した。だが2015年と昨年はMERS(中東呼吸器症候群)とTHAAD配備の影響で、それぞれ1963人、1418人に減少している。ソウル鍾路区の通訳ガイド予備校関係者は「受講生がほとんどなく、講師の給料も予定通りに払えない状況だ」と話している。(翻訳・編集/柳川)