吉田羊はナレーションも担当 (C)テレビ東京

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 女優の吉田羊と満島ひかりが、ビートたけし主演で吉村昭氏の傑作小説をスペシャルドラマ化する「破獄」に出演していることがわかった。吉田はたけし演じる浦田進の娘・浦田美代子役とナレーション、満島は山田孝之扮する佐久間清太郎の妻・佐久間光(みつ)役を担っている。

 読売文学賞を受賞した吉村氏の小説を、たけし出演作を数多く手がけた池端俊策の脚本、「白夜行」「神様のカルテ」の深川栄洋監督のメガホンでドラマ化。昭和17年、東京・小菅刑務所の看守部長である進のもとに、秋田で無期懲役囚が脱獄したとの情報が舞い込む。その囚人はかつて小菅刑務所に服役し、情に厚い進にだけ従順だった清太郎という男。3カ月後、清太郎は進の家を訪問し、これを機に2人の長い戦いが始まる。

 「命とは、生きるとは何か」を問う力強い物語で、吉田は関東大震災で大ケガを負うが、仕事を優先し救助に来なかった父・進に対して複雑な思いを抱く美代子を体現。かねて、たけしとの共演を熱望していたそうで「今回、しかも親子役でそれが叶い本当に嬉しかったです。現場では初共演による空気感が、この父娘の微妙で繊細な関係に重なり、不思議としっくりきたのを覚えています」と振り返り、「たけしさんが全身で放たれる孤独、後悔、情熱、慈愛、また山田さんが作り上げた生き写しのような佐久間は、見応えという言葉では足りないくらいです」と最敬礼だ。

 さらに満島は17歳で遊郭に身売りし、後に清太郎と結ばれ子をもうける光役。ほか小菅刑務所長・大田坂洋役に松重豊、札幌刑務所長・仁科久役に寺島進、網走刑務所長・貫井千吉役に橋爪功、網走刑務所看守部長・泉吾郎役に勝村政信、通訳・田島公平役に渡辺いっけい、 網走刑務所看守・藤原吉太役に池内博之、網走刑務所看守・野本金之助役に中村蒼ら、豪華な面々が顔をそろえている。

 テレビ東京開局記念日ドラマ特別企画「破獄」は、4月12日の午後9時から放送。