UAE戦で先発出場した今野は攻守に奮闘。ピンチヒッターとしての役割を見事に果たしてみせた。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[ワールドカップアジア最終予選]日本2-0UAE/3月23日/UAE・アルアイン
 
 日本代表が敵地でUAEを2-0で下し、2018年のロシアワールドカップへの出場権に大きく近づく勝点3を獲得した。勝利の立役者のひとりとなったのが、今野泰幸だ。
 
 約2年ぶりに招集されたこのベテランは、インサイドハーフで先発出場すると、中盤で身体を張りピンチの芽を摘んでいった。さらに51分には果敢に攻め上がり追加点を奪取。攻守に渡ってハイパフォーマンスを見せた。
 
 ゴールも素晴らしかったが、目を引いたのは、的確なポジショニングと出足の鋭いプレス。UAEの絶対的な司令塔であるオマル・アブドゥルラフマンの行き場を失わせ仕事をさせなかった。相手の攻撃を停滞させる意味でも、その働きは大きかった。

 今野自身は「(O・アブドゥルラフマンは)とにかくフリーになろうと色々動いていたみたいだけど、動いたところには誰かがいるから、どんどん下がっていった。あれは良かった」とチームとしての評価点として挙げた。

 その守備組織の中心として、中盤で奮闘したのが今野だ。左膝を負傷して欠場した長谷部の狢緻髻蹐箸靴撞用だったが、久しぶりの代表の舞台で大いに輝きを放ち、その穴を見事に埋めた。
 
 この日、今野はキャプテンの長谷部がつけていた17番を背負って出場した。しかし本人は「つけたくなかった。荷が重すぎ」と謙遜する。「何番でもいいですけど、怪我したキャプテンの背番号はなんか嫌だ」と本音を語った。
 
 とはいえ、そんな愚痴をこぼしつつも、大舞台で改めて能力の高さを証明する実力はやはり伊達ではない。堅実にタスクを遂行する34歳の仕事人に、28日のタイ戦でも期待が懸かる。

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