吉田麻也,川島永嗣,森重真人(撮影:佐野美樹/PICSPORT)

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23日のUAE戦で日本のゴールを守ったのは川島永嗣だった。所属するメスで試合出場はない。試合勘は当然鈍っているだろう。だが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督はこの一戦に川島を起用した。

もし川島にミスが出れば、日本はUAEに2敗することになり、監督の起用は疑問視され、今後川島が使われる機会はなくなるだろう。スターティングリストの一番上に川島の名前を書くことは、日本代表にとっても、監督にとっても、川島自身にとっても大きな「賭け」だった。

試合後、報道陣の前に現れた川島はいつもと表情が違っていた。これまではいつも厳しい顔つきで質問に答えていたのだ。だが、この日は少し頬が緩んでいるように見えた。

「今日のゲームは自分にとって……。代表ではこれまでたくさんプレーさせてもらいましたけど、自分にとって、今日の試合はその中でも大きなゲームだったと思います」

そう言いながら安堵の色が浮かんだ。みんなが「賭け」に勝ったのではないか。そう聞くと川島は「そうですね」と噛みしめながら、言葉を続ける。

「自分はとにかくそういうことを何も考えずにピッチに立っていました。代表で長くやらせてもらっている分、この一戦の重みということや難しさはわかっていたので、だからこそ余計なことを考えずにゴール前に立とうかなと」

そしてピンチは訪れた。21分、アリ・マブフートと1対1になる。マブフートは川島の足の間を狙ったが、川島は見事に体に当て、この日の最大の危機を救った。もし同点ゴールが決まっていたら、その後の展開は大きく違っていたことだろう。このビッグセーブはどんな気持ちだったのだろうか。

「正直に言うと、前半の残り時間もたくさんあったし、後半もあったので、このあともこういうシーンが出てくるだろうと思っていたので感情の起伏はなかったんですよ」

そう振り返りながら川島は表情が引き締まった。厳しい場面を思い出したことで、川島の喜びの時間は終わってしまったようだった。

今回は招集されないかもしれないと思っていたという。それでも準備と努力を重ねていたことが、この日の成果につながった。川島は続けていた地道な作業のことを「裏切らない」と表現していた。

【日本蹴球合同会社/森雅史】

▼ UAE戦の先発イレブン

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 川島永嗣

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 川島永嗣

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 久保裕也,本田圭佑

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


原口元気

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 原口元気

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


香川真司

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 香川真司

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


今野泰幸

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 今野泰幸

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 今野泰幸

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


▼ 今野泰幸

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


山口蛍

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)


森重真人

(撮影:佐野美樹/PICSPORT)