鉄板で豪快に焼き上げられる品の他、丁寧に仕込まれた前菜も揃う!

2016年9月、四谷三丁目にオープンした『遊猿』が、今注目を集めている。

予約の取れない人気店『シャンウェイ』で10年修業を積んだ大内さんが開業した同店では、鉄板焼きで作り上げられる豪快料理など、食材にこだわった中華を提供!今行きたい話題のお店の魅力を紹介しよう。



ウッド調で温かな雰囲気が漂う店内には緑も多く配され、落ち着いた雰囲気。
鉄板中華だけじゃない!食材選びからシェフのこだわりが光る

大衆的で気軽な『シャンウェイ』での10年の修業後、大人の雰囲気漂う『エンジン』の立ち上げにも携わった『遊猿』のオーナーシェフ・大内誠也さん。この対照的な2店舗での修業を経験し、カジュアルだが女性も入店しやすい中華料理店を目指して開業したのがこの店である。

シャンウェイ仕込みの鉄板料理の味わいもさることながら、『遊猿』の魅力はそれだけにはとどまらない。大内誠也さんは毎朝築地に通い、その時期一番美味しい食材を選んでいるという。修業時代に培った、築地の人脈と目利きを武器に、選び抜かれた逸品は、間違いない美味しさだ。



「前菜6種盛り合わせ」
※時期などによって、メニューの変動あり。

そんな大内シェフの食材へのこだわりを感じられるのが「前菜6種盛り合わせ」だ。一品ずつ単品でもオーダーできるが、盛り合わせで注文するのがお得。

内容は時期によって異なるが、この日は「うにゆば」、「磯つぶ貝の紹興酒煮」、山椒油の香りが効いた「豚耳、レッドキャベツ、香草の和え物」、「蒸し鶏の香味ソース」、新鮮なスミイカを使用した「スミイカの葱生姜和え」、「シマ海老の紹興酒漬け」の6種をご用意いただいた。



人気の高い前菜「うにゆば」

特におすすめは、「うにゆば」。こちらは大内さんの自信作でもあり、一人一皿提供されるという。うにを紹興酒に漬けこみ、ゆばは豆乳でのばしてからムース状に仕上げる。その2つの食材がうにを漬けこんだ紹興酒だれのなかで合わさった食感と味わいは最高で、クセになってしまいそう。

また、1時間ほどスープのなかでボイルし、自家製のつけダレに一晩漬けこみしっとりと仕上げる「蒸し鶏の香味ソース」や、30分ほど煮込み、提供するまで紹興酒と醤油ベースの出汁に漬けこまれた「磯つぶ貝の紹興酒煮」など、前菜だけでもグイグイとお酒がすすんでしまいそう。


鉄板で焼きあげる大餃子、食べるしかない!!



「鉄板大餃子」
一人一個は必食の「大餃子」も名物!

修業先である『シャンウェイ』のインパクトと美味しさを継承している「鉄板大餃子」も食べておきたい料理のひとつ。

ラーメン屋や餃子屋では、一人4〜6個ほどを食べるのが普通だが、『遊猿』は中華料理店。餃子であっても一品料理として食べて欲しいという想いから、拳ほどの大きさにはこだわったという。

皮と餡ももちろん自家製。皮は、少し柔らかめに仕上げるため生地を一晩寝かせてからのばしている。



自家製のタレもいい仕事ぶりだ。ネギ、生姜、香菜、自家製豆板醤、シャンラージャン、黒酢などを混ぜたもので、香菜が入ってはいるが、苦手な人でも食べやすくいい具合に食欲を刺激してくれる。

餡は1個80gも使用。豚挽肉、キャベツ、ニラのみ。シンプルな具であるが、業者に頼み餃子用に特別に挽肉を仕入れているという茨城県産の「極豚」の旨みが存分に引き出され、抜群に旨い。

また鉄板で焼き上げて仕上げる餃子の表面はパリッとしていながらも、モチモチとした柔らかな食感もほどよく残し、食べ応えも満点である。



「スペアリブのトウチー炒め」
鉄板で豪快に!スペアリブ炒めも絶品

最後に紹介するのは裏メニューである「スペアリブのトウチー炒め」。スペアリブとは思えないほどの食べやすく、スッと胃に入ってくる不思議な逸品だ。普段はメニューに載せていないそうだが、注文すれば提供してくれるという。

こちらも茨城県産の極豚を使用。ジュワッとジューシーで甘みのある脂の美味しさを楽しめる。また一緒に炒める野菜にもひと工夫。香りを付けるためにネギを入れ、食感の楽しさを演出するためマコモダケやキンシンサイも投入。

醤油ベースのタレに、スパイスを混ぜた味付けも絶妙で、箸がどんどん進んでしまう。



一軒目として鉄板焼き料理を紹興酒とともに、ガッツリと味わうのもよし、二軒目立ち寄って「グラスシャンパン」や「グラスワイン」と前菜盛り合わせを、じっくり堪能するもよし!

名店ひしめく四谷三丁目の商店街に、また新たな知っておきたい名店が誕生した。