日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】

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【日本 2-0 UAE 2018年ロシアW杯アジア最終予選】

 現地時間23日、日本代表はロシアW杯アジア最終予選でUAE代表と対戦し、アウェイで2-0の勝利を収めた。

 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、この試合でGKに川島永嗣を抜てき。これまでは予選を通じて西川周作を起用してきた指揮官は、W杯出場権獲得に向けて非常に重要な試合で守護神変更を決断した。

 ホームで昨年9月に行われたUAE戦では、西川が2失点して敗戦。直接フリーキックとPKによる失点だった。UAE側は攻撃の組み立てにも参加できる日本の守護神の特徴をしっかりと把握していただろう。今回のハリルホジッチ監督の采配はその裏を掻いた。

 大一番で正GK変更に踏み切ったハリルホジッチ監督は、試合後の記者会見で川島起用の影響について問われると「おっしゃる通りリスクはあった。既に申し上げたが、経験が必要なゲームだった。メンタル的に落ち着いたプレーをしてくれた。今野とともに完璧な試合をしてくれた」と、1ゴールを挙げたベテランMFとともに久々のプレーを称えた。

「UAEについては全部把握している。1ヶ月かけて準備してきた。どのような戦術を使うかを選手に伝えていた。1、2回の危険はあったが、選手はしっかり対応してくれた。アウェイでしっかりゲームをコントロールできた。どのゾーンで何をするか、把握していた。トレーニングしてきた戦術を完璧にこなしたので祝福したい」

 今回の代表招集メンバー発表会見で「経験」の重要性を再三にわたって指摘していた指揮官は、有言実行の形で選手起用にその意思を反映させた。それもUAEを研究し尽くして入念の準備してきたうえでの采配であり、川島の起用はその象徴だったと言えるかもしれない。

 前回対戦時のリベンジに燃えていたハリルホジッチ監督の目論見は全て的中し、UAE相手にアウェイで重要な勝ち点3をもぎとった。次は28日に、ホームに帰ってタイと激突する。勝てばW杯出場権獲得がさらに近づくだけに、「経験」をうまく活用していい流れを継続したいところだ。

(取材:植田路生、文・構成:編集部)

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