22日、韓国で販売量の多い生理用ナプキン11製品から毒性のある揮発性の化学物質が検出されたことが明らかになり、ネットユーザーの間に不安が広がっている。資料写真。

写真拡大

2017年3月22日、韓国日報によると、韓国で販売量の多い生理用ナプキン11製品から毒性のある揮発性の化学物質が検出された。中には発がん性物質が含まれているものもあり、生理用ナプキンに関する安全性評価基準の早期設定が必要との指摘が出ている。医薬部外品に分類されている生理用ナプキンには、成分の公開義務がないのだ。

製品の危険性は21日、江原(カンウォン)大環境融合学部の金萬九(キム・マング)教授が女性の健康をテーマとした討論会で指摘した。金教授の研究チームは、韓国で販売中の使い捨て中型紙ナプキンなど11製品について、体温と同程度の密閉空間に置いた場合にどのような化学物質を放出するかを実験で確認した。この結果、約200種の総揮発性有機化合物(TVOC)が放出され、うち20種は毒性化学物質だったという。中にはベンゼンやスチレンといった発がん性物質が検出された製品もあった。

こうした有害物質はいずれも揮発性が高く、直ちに健康被害につながるかどうかは確認されていないというが、金教授は「われわれが呼吸をする室内空間のTVOC基準と比べると、数十倍以上も高い濃度に長時間さらされていることになる」とその危険性を指摘した。

報道では問題の見つかった製品やメーカー名が公開されておらず、韓国の女性ネットユーザーらからは「いろんなブランドを使ってみたけど、確かにかゆみが出て使えなかった製品もある」「安心して使えるものは一体どこにあるの?」「何十年も使ってきたのにいまさらこんなニュース?」「駄目だと知っても使わなきゃいけないこの現実…」など、不安の声が多数寄せられている。

また、「海外製品なら大丈夫かな?」「ナプキンも海外から直輸入しないと駄目なの?本当にひどい国」「この国は国民を使って製品の安全試験をしている」「女性家族部はこういうとこで仕事をするべきなのに」「生理用ナプキンだけの問題じゃないよ。この国は腐ってるからね」と国の対応を批判する声も目立った。(翻訳・編集/吉金)