アイシャドウが落ちやすい…パンダ目になりやすい人のNGメイクと対処法
メイクの中でも、印象をガラリと変える“アイメイク”。特にアイシャドウは、アイメイクのベースとなるような重要な立ち位置です。
そんな重要なポイントとなるアイシャドウも、使い方次第ではパンダ目のようになってしまい、みっともない状態になってしまうことも……。
そこで今回は、メイクアップアーティストである筆者が、パンダ目になってしまうアイシャドウのNGテクを対策とあわせてご紹介します。
中途半端なパウダーアイシャドウののせ方
パウダーアイシャドウには、肌にピタッと密着するものと、そうでないものなどいろいろな種類があります。
イメージしてみてください。パウダー(粉)アイシャドウをきちんとまぶたに密着させずに“ただのせているだけ”という状態では、パウダーが下まぶたに落ちて当然ですよね。特に、ダークで深みのあるカラーは、きちんと密着させないと、パンダ目になるリスクがぐんとあがります。
この場合の対策としては、アイシャドウの密着度を高める“アイシャドウベース”を使用するのがオススメです。
また、パウダーアイシャドウを使用するときは、少量ずつをしっかり密着させながらのせるのがポイント。特に、アイシャドウをブラシでのせるのであれば、ブラシでのせたあと、その上から軽く指でおさえることで、より密着度が高まり、パンダ目のリスクを減らすことが可能です。
最終的に、まぶたになじみきれなかったパウダーがある場合は、大きめなフェイスブラシなどではらって仕上げましょう。
下まぶたのベタつきが引き起こすアイシャドウでのパンダ目マット寄りな肌に仕上げた場合、目周りの細かい部分をしっかりとフェイスパウダーでおさえないと、目元のメイクが崩れやすく、パンダ目を引き起こしやすくなります。これはアイシャドウに限らずですが、メイクは毛穴から出る皮脂などと混ざり合い、メイク崩れを起こしているケースが多々あるからです。
アイシャドウをはじめとしたアイメイク全体が下まぶたに落ちて、見事なパンダ目に……となる前に、ベースメイクの時点で下まぶたを含めた目周りの細かい部分をしっかりとフェイスパウダーで押さえるようにしてください。
また、アイメイクをライトに仕上げたい場合は、フェイスパウダーでしっかり仕上げてしまうと少し重ためな目元の印象になってしまうため、その場合は、アイボリーまたはベージュ系カラーのマットなアイシャドウを下まぶたになじませる程度にとどめましょう。
そうすることで、フェイスパウダーと同様、サラサラの状態でパンダ目を事前に回避しやすくなります。
アイシャドウでパンダ目になりやすいのは、大きく分けてこれら2つが原因です。例外として、クリームアイシャドウを落ちにくくする場合は、同系色のアイシャドウを上から軽くのせておく、もしくは、トランスルーセントのフェイスパウダーで軽く押さえておくというのも1つの手段です。
いかがでしたか? 上まぶたにのせるアイシャドウの対策と、下まぶたの状態の両方をチェックしながら、アイメイクを楽しんでみてくださいね!
【画像】
※ vitals / shutterstock
【筆者略歴】
黒木絵里
外資系化粧品メーカー2社を経て独立。現在「Eri Kuroki Make-up solution」代表として人材育成やメイクセミナー、コスメ・メイク監修などの美容コンサルティング業務をおこなっている。