「Omotenashi Noodles まつじ」外観

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愛知県豊田市で不動の人気を誇るラーメン店「麺屋よこじ」(現在はリニューアル準備中)。店主の横山純也氏は、ラーメン店主という顔だけでなく、現在は店舗プロデュースも行うほどの辣腕で知られる。そんな横山氏がメニューを監修し、多くのフリークが開店を待ち焦がれていた愛知県蒲郡市の「Omotenashi Noodles まつじ」が、いよいよ3月27日(月)にオープン。看板メニューは、ブランド鶏の錦爽鶏のみでダシをとった2杯のラーメン。どんな味なのか、ひと足早く取材させてもらった。

【写真を見る】淡炊錦爽鶏だしそば(750円)

■ 淡炊錦爽鶏だしそば(750円)

まずはビジュアルの美しさに驚かされる。ここまで澄みきった清湯スープは、余計な油分が少ない錦爽鶏でダシをとるからこその仕上がりだ。口に運んだ時は鶏の旨味が強く感じられるが、あとに引かないあっさりした味わい。アクセントに柚子が入っており、味の変化も楽しめる。チャーシューは低温調理で、花の形に盛られておりフォトジェニックな一杯だ。

■ 濃炊錦爽鶏だしそば(800円)

こちらはモミジ、ガラ、丸鶏を5〜6時間煮込んで作る白湯スープで、クリーミーな一杯。まるでバターのように感じられるほど濃厚だが、臭みが一切なく非常に上品な味に仕上がっている。現在は中細ちぢれ麺を使用しているが、今後さらに改良を重ねた麺に変更予定なので期待しよう。

店を営むのは、美人女性店主の松下佳美さん。蒲郡で長年寿司職人をしていた父親と2人で店を切り盛りする。今後は、地元の仕入れルートを熟知しているからこそ仕入れられる食材を使った、限定メニューも展開予定なので楽しみだ。

また、白を基調としたおしゃれな店内にも注目したい。豆電球を使った照明や、大きな黒板風レイアウトのメニューボードなど、随所に女性店主ならではのセンスが光る。

食材にこだわった本格ラーメン、カフェのような女性でも入りやすい空間、親子それぞれの強みを生かした期待の新店から目が離せない。【東海ウォーカー/伊藤甲介】