試着室の壁ハンガーに服がひっかかり窒息死した男児(出典:http://metro.co.uk)

写真拡大

その日も、きっといつもと変わらぬ土曜日になるはずだったのだろう。家族と買い物に来た先で、好奇心旺盛な年頃の4歳児は大人の目がほんの少し離れた瞬間に1人で試着室へ入り、思わぬ事故により命を落としてしまった。この悲劇を英『Metro』や米『WGN-TV』など複数メディアが伝えている。

3月18日の午後5時半頃、米ミネソタ州マンケートにある「Again Thrift&More」に祖母と買い物に来ていたリュー・ペナ君(4歳)は、店内にいる祖母の目が離れた隙に1人で試着室に入った。

その時、試着室の壁に設置されてあったハンガーにリュー君の着ていたフード付きのトレーナーが引っかかった。リュー君には近くの病院に搬送される間に救急救命士による懸命の蘇生が試みられたが、搬送先の病院で「窒息死」による死亡が確認された。

マンケート公安課のジェレミー・クリフトンさんは、『KEYC-TV』に「リュー君が試着室に1人で入ったのは、家族の目が離れたほんの少しの間だったと思われます。そして壁のコートハンガーで服を引っかけて窒息死してしまいました」と話している。この突然起こった悲劇に関して警察は、事件性はないと明らかにしているという。

しかしながらリュー君を突然失ってしまった家族の悲しみは計り知れない。リュー君の母デニス・ゴンザレズさんは愛する息子について「いつも好奇心旺盛で、活発で向こう見ずなところもありました」と語っている。実は4か月前に、ロナルド・jr(ジュニア)君が生まれてリュー君はお兄ちゃんになったばかりだったそうだ。

子供の命が奪われてしまったことに家族は悲しみながら、現在は葬儀費用の寄付を募っている。リュー君のおばにあたるジェシカ・クエバスさんがオンライン募金サイト「GoFundMe」にアカウントを設置、そこには「どの両親にとってもこのような形で我が子を失うことほど辛いことはありません。リュー君はいつも笑顔が絶えずとても元気ないい子でした」と綴られている。

このニュースを知った人々からは「どうして1人で子供を試着室に行かせるの。なぜ親がしっかりと見ておかないの。もし気を付けていたらこの事故は防ぐことができたはず」「こうした事故以外に誘拐事件もあるのだから、絶対に子供から目を離すことが間違っている」という“親の責任管理不行き届き”を非難する声も少なからずあった。しかし「このぐらいの子供って、ほんの少しの隙にどんなことでもするわ。じゃあ、犬みたいにリーシュを付けておけばいいわけ?」「大きな店なら子供を一瞬見失ってしまうことだってあり得る。子供を亡くしたばかりの家族によくそんな厳しいことが言えるわね」「私も3人の子供を連れて買い物に来るけど、目を離さずにイタズラしたい子供たちを見続けるっていうのは結構大変なの」という擁護の声も寄せられている。

ひょっとしたらリュー君は、その幼さゆえにちょっとしたイタズラ心もあったのかも知れない。すぐに走り回る子供から家族の目が離れた“一瞬”に起こったこの悲劇に「あまりにも可哀相すぎる」という声が相次いでいる。

出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 エリス鈴子)