「YUSUKE YAMAMOTO STYLE BOOK 」より

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 3月21日、俳優・山本裕典(29)が所属していた芸能事務所・エヴァーグリーン・エンタテイメントから契約を解除されたことが報じられた。同日、事務所はホームページで経緯を説明したが、関係者は「山本の解雇は、時間の問題だった」と証言する。

 所属事務所によれば、山本とはこれまでにも話し合いを重ねてきたというが、「本日までの一連の諸事情を鑑み、山本裕典が弊社の考える基準に至らなかった」とのこと。突然の発表に世間からは驚きの声も出ているが、芸能プロダクション関係者は「この“一連の諸事情”には、第一に山本の女性スキャンダルが含まれているとみられます」と語る。

 実際に山本は、2010年に『週刊文春』(文藝春秋)で元AKB48・前田敦子(25)との熱愛がスクープされたほか、写真週刊誌『フライデー』(講談社)でも同年に一般女性、2014年にキャバ嬢、そして今年1月には「アイドルの卵」との手つなぎデートを報じられていた。しかし、山本が契約解除に至った理由はこれだけではないという。

「山本は、東京・港区麻布のバーを友人とともに経営したり、ほかにも近辺のキャバクラにも関与していたりと、複数の“副業”を行っていたと言われている。『いついつに来れば、(山本本人に)会えるよ』との触れ込みで集客し、女性ファンが落とした飲食代から一部がバックされる、という裏バイトに精を出していたとか。当然、その収入は山本の懐に入りますが、事務所も気付いていなかったワケではない。むしろ、これまで何度も注意していたけれど、山本が言うことを聞かずに好き勝手やっていたようです」(前出・関係者)

■「こうなることは時間の問題だった」

 女性関係に副業……こうした問題が積もり積もって、事務所は山本との契約解除に踏み切ったという。

「エヴァーグリーンの社長は潔癖症なんです。山本はデビュー時から同事務所にいたので、社長も大目に見ていた部分もあったものの、やはり限度というものがあるのでしょう。山本の素行の悪さは業界では有名でしたし、こうなることは時間の問題だったとしか……」(前出・関係者)

 近頃、芸能人自らの意思による“引退”が相次いでいるが、山本の場合は事務所からの解雇で、しかもエヴァーグリーンは芸能界でも権力を持つバーニングプロダクションから派生した事務所。つまり、そんな事務所から見放された山本は、事実上の“芸能界追放”となる。果たして、彼は今後どのように生きていくのだろうか。

文・橘カイト(たちばな・かいと)※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。