日本の『スーパー戦隊』が元となり、アメリカでも人気を得ているTVシリーズ『パワーレンジャー』。映画版が今週末アメリカやイギリスなど多くの国で公開されるのだけれど、なんとその映画に同性愛者のヒーローが登場するのだそう!

日本では7月15日公開予定。

巨額な制作費が投じられたヒーロー映画としては初の試みとなる、レズビアンのヒロイン。その注目のヒロインは、ベッキー・Gが演じるトリニー/イエロー・レンジャー。トリニーは自身のセクシャリティに悩んでいると、監督のディーン・イズラライトは話す。

「トリニーは自分自身が誰なのか、どういう人間なのかをすごく考えるんだ。彼女が完全に理解することはないのだけど、そのシーンがあるからこそ映画を通してメッセージを伝えることができると思う。『それでもいい』、『自信を持って』とね。若い世代に共感してもらえることを願ってるよ」

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ちなみにトリニーは、他のキャラクターに「彼氏とのことで悩んでいるの?」と聞かれるものの、後に実は「彼女のことで悩んでいた」ことが分かるのだとか。

『パワーレンジャー』が応援しているのはLGBTQ+だけでなく、ダイバーシティ全体をサポートしているのだそう。主要キャストには、アフリカ系アメリカ人、インド系ウガンダ人の父を持つイギリス人、メキシコ系アメリカ人、中国系カナダ人など多種多様なバックグラウンドを持つ俳優たちが起用されている。

『美女と野獣』でもゲイのキャラクターが登場したことで話題になったばかり。ハリウッドでもようやくダイバーシティが主流になりつつあるよう。