高碩泰代表(後列右)

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(ワシントン 23日 中央社)駐米国台北経済文化代表処の高碩泰代表(大使に相当)は22日、米国務省で行われた過激派組織「イスラム国」(IS)打倒を目指す有志連合の閣僚級会合に出席し、ティラーソン米国務長官やその他67の参加国・地域・組織の代表者とともに集合写真を撮影した。中華民国(台湾)の駐米官僚と米国務長官が公の場に同時に姿を見せるのは異例。

米国主導の有志連合が2014年に結成されて以来、人道支援における台湾の貢献は重視されてきた。オバマ前大統領はIS掃討作戦のアジア太平洋地域の有志国・地域として、台湾を名指ししたこともある。

だが、台米関係は「非公式」とされており、米国側はこれまで台湾とのやり取りにおいて控えめな姿勢を維持してきた。かつては台湾側の米官庁への立ち入りが禁止されるなど制限も多数設けられていた。

集合写真撮影の会場で、米国務省は高代表の立ち位置に「台湾」と表示。一方、同省提供の参加者リストに記載された高代表の肩書は「駐米国台北経済文化代表処代表」とされた。会合の会場には各参加国・地域の旗が掲げられたが、同省の公表資料では中華民国国旗は見当たらなかった。

写真撮影の終了後、高代表は日本の岡野正敬駐米公使に歩み寄り、握手を交わした。両氏は会話をしながら会場を後にした。

この有志連合に中国大陸は参加していない。

(鄭崇生/編集:名切千絵)