21日(日本時間22日)、米ロサンゼルスのドジャー・スタジアムでWBCの準決勝が行われ、日本代表は米国代表に1-2で惜敗した。

 試合後に会見が行われ、その席で小久保監督本人の口から「2013年から今大会までということでやってきた。これで契約は満了です」と話し、今大会限りでの退任する意向であることが語られた。

■米国戦の敗戦を振り返って

 日本代表は1次ラウンドから2次ラウンドまで6戦無敗で、決勝ラウンドまで勝ち進んだ。

 準決勝の相手は米国代表。予想通り1点を争う接線が展開されたものの、4回に2塁手・菊池涼介の失策に絡んで先取点を取られると、8回にも1死2、3塁から3塁手・松田宣浩が打球を弾いた間に決勝点が入り敗戦となった。

 手痛いミスが絡んだ結果の敗戦となったが、小久保監督は「2点はミス絡みでの失点だったが、選手を責めることは出来ない」と語り、選手を擁護した。

■次期監督候補は?

 小久保監督が退任すると、次期監督の選考が始まる。候補としては原辰徳氏、中畑清氏、秋山幸二氏などが挙げられる。

 原辰徳氏は2002年から03年の2年間、06年から15年までの10年の計12年間巨人の監督に在任、7回のリーグ優勝、3度の日本一を経験。在任中の09年には第2回WBC日本代表の監督も務め、見事に連覇を達成するなど、国際大会での経験も豊富。

 中畑清氏は13年から15年までDeNAの監督を務め、昨季CSファイナルステージに進出したチームの礎を築いた手腕が評価される。また、04年のアテネ五輪では脳梗塞で倒れた長嶋茂雄氏の代わりに監督代行に就任。チームを銅メダルに導いた。

 秋山幸二氏は09年から14年までソフトバンクの監督を務め3度のリーグ優勝、2度の日本一に導いている。13年の第3回WBCにも監督の要請を受けたものの、「監督を兼任するのは難しい」との理由で、代表監督就任を辞退した経緯がある。

 その他にも、栗山英樹氏や松井秀喜氏、アマチュア球界の指導者など多くの名前が候補として挙がっている。

 選考については、次期日本代表監督決定のための有識者会議の設置が検討されている。最終的には、王貞治氏や山中正竹氏など歴代の監督経験者からも個別ヒアリングを行った上で決定される見通しだ。

●新監督の初陣、今後の日程は?

 新監督の初陣は、11月の日本、韓国、台湾による3カ国対抗戦となる。その後は、第2回プレミア12、3年後に行われる20年東京五輪、21年の第5回WBCへと続いていく。

 今回の日本代表監督にはWBCでの世界一奪回はもちろんのこと、国家的イベントの東京五輪での金メダルが期待される。新監督のサポート体制を作るためにも、監督の決定を含めた早期の新体制づくりが求められる。