世界を魅了した清順美学の結晶
「ツィゴイネルワイゼン」 提供:リトルモア

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 今年2月に死去した鈴木清順監督の追悼企画として、「ツィゴイネルワイゼン」(1980)、「陽炎座」(81)、「夢二」(91)の“浪漫3部作”が、日本映画専門チャンネルで3月25日から各3回放送される。

 夢と幻が交錯するなかで狂気にとりつかれた男女の愛を描いた「ツィゴイネルワイゼン」は、第31回ベルリン国際映画祭の審査員特別賞受賞作。泉鏡花の同名小説を原作もとに、偶然知り合った美しい女に翻ろうされる劇作家の姿を描いた「陽炎座」も、画家・竹久夢二の半生を幻想的につづった「夢二」も、国内外のフィルムメーカーたちに多大な影響を与えた鈴木監督の美学が堪能できる。3作品とも、昨年11月に他界した名プロデューサー荒戸源次郎氏が製作、日本映画界を代表するふたりがつくりあげた日本映画史に残る名作だ。

 また、東京・神保町シアターでは特集上映「追悼企画 映画監督・鈴木清順の世界」を6月10日〜7月6日に実施。デビュー作「港の乾杯 勝利をわが手に」から遺作「オペレッタ狸御殿」まで、日活作品を中心にした20作品が上映される予定だ。

 日本映画専門チャンネルの「追悼 監督・鈴木清順」放送スケジュールは公式HPで紹介されている(https://www.nihon-eiga.com/osusume/tsuitousuzuki/)。