探偵歴10年以上、浮気調査に定評があるリッツ横浜探偵社・山村佳子が目撃した、男と女の浮気事情をご紹介。

パートナーがいる男女の恋愛の詳細について、多くは語られないものです。気になるその詳細を美人探偵・山村佳子がその事件簿から解説します! 

浮気がバレた後の夫婦関係、浮気調査のポイントはどこなのかも紹介。

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今回の依頼者様は野崎光男さん(仮名・38歳)。女性から結婚したい職業として、不動の人気を誇る公務員です。結婚10年になる、同じ年の奥様の様子が最近おかしいということで、私達に浮気調査を依頼してくださいました。

光男さんがカウンセリングルームにいらっしゃったとき、背が高く豊川悦司さんそっくりの風貌に、胸がときめきました。遠くで見るとカッコいいのですが、近くで見ると、どう見ても38歳という実年齢よりも上に見えます。髪は総白髪で、頬と眉間には深いしわが刻み込まれています。ファッションも“ザ・初老”という感じで、グレーのポロシャツに格子柄のベージュニットベスト、グレーのパンツにスリッポンタイプの茶色の靴、靴下はモコモコしたラクダ色です。

「僕……老けてますよね。ここまで老け込んだのも、妻の浮気を疑って夜も眠れなくなったからです。僕の妻は幼なじみで、10年前に結婚適齢期になったことをきっかけに結婚しました。まあ、なんというか、いろんな女性と会ったのですが、僕は堅実で賢い奥さんが良かったので、親同士も仲がいい妻と結婚し、平和な結婚生活を送ろうと思っていたんです。妻は理系の大学を卒業した後、大手メーカーの研究職をしていて、プロポーズしたときも“仕事は辞めない”と断言したこともよかった。僕、働く女性が好きなんです」

しかし、奥様にとって“働く=子供は作らない”ということだったと言います。

「僕が“働いてもいいよ”とか“遅くなっても文句は言わないよ”と言うとブチ切れ、結局子どもは作らないという結論に落ち着きました。僕は妻たるもの平日は外で働いてもいいのですが、土日は家にいてほしいと思っています。妻もそんな僕に合わせてくれたのですが、ここ半年くらいは、僕に反抗するようになったんです。妻は潔癖できれい好きですが、僕はどちらかというとズボラ。タオルを出しっぱなしにしたり、靴下を脱ぎっぱなしにしたり、コップにちょっとジュースを残したまま放置したりしちゃうんです。前は小言を言っただけなのに、先日は烈火のごとく怒り、その日から3日間、妻は家に帰ってこなかったんです」

家出の間、妻は一切の連絡を絶った……

その間、奥様は一切の連絡をしてこなかったとか。光男さんはLINEもFacebookもブロックされ、電話番号は着信拒否。会社に電話しても居留守を使われ、職場のメールに“顔も見たくないのでしばらく連絡するな”とメールが入ったそうです。

「僕もその間に冷静になり、いろいろ考えて反省しました。妻は友達とも疎遠になっていたので、思い当たる宿泊先もありません。突然飛び出して3日間、どこに泊まっていたのか。妻は料理好きで潔癖なので、ホテルに泊まるという可能性は少ないのです。3日目にひょっこり妻が帰って来たのですが、あまりにも堂々としているし、また何かヘタなことを言って妻が出て行ってしまうのも嫌なので、何事もないふりをしていました」

しかし、帰って数日後、奥様の机の引き出しを開けると、小さなノートがあったそうです。それは、1冊3000円ほどする、海外ブランドの黒いノート。消耗品に一切お金を使わない妻には珍しいと思い、中を見てしまったそうです。

「それは、妻の恋愛ポエムでした。“あの人のことを救えるのは、私しかいない”“ずっとついていきたい、一緒にいたい、あの人の人生の荷物を、少しでも私に背負わせてくれればいいのに”など、自分の気持ちを綴った文が何ページにもわたって書かれていたんです。読んでいると、妻が10代の少女だと感じてしまうほど、揺れる乙女心が1日1ページ使って延々と綴られていました」

光男さんは奥様とは離婚したくない、と言います。

「相手と別れさせて妻を取り戻したいんです。証拠を携えて、弁護士と一緒に“不倫は違法行為だから別れろ”と妻に命令すれば、妻は家に帰ってくると思うんです。ですから証拠をおさえてください」

妻に浮気をされた夫は、短期間で老け込む傾向が強い。

 ※本連載はプライバシーに配慮し、体験内容を変えない程度に一部書き換えています。

妻の浮気相手のファッションセンスはマイルドヤンキー風味だった……〜その2〜に続きます。