買収話が頓挫したジェシカ・アルバのオネスト社、新CEOを任命

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女優ジェシカ・アルバが共同創業者を務める家庭用品ブランドオネスト・カンパニー(The Honest Company、以下オネスト社)は新たなCEOを迎え入れた。この動きは昨年報じられた、同社のユニリーバへの売却話が不成立に終わったのを受けてのことだ。

3月16日、オネスト社はそれまでCEOを務めたブライアン・リーを解任し、新CEOに米日用品メーカーCloroxのCOOであるNick Vlahosを任命した。リーは同社の共同創業者の一人でShoeDazzleやLegalZoom等のスタートアップ企業も設立した人物。声明で同社は「今後もリーは役員会に残る」と発表した。

ジェシカ・アルバは次のように述べた。「会社がEコマース企業からオムニチャネルブランドへ成長する中で、Nick Vlahosを新CEOに迎えるのはパーフェクトなタイミングだ。Vlahosは倫理的基準にかなう現代的ブランドを確立し、透明性の高い製品で消費者の信頼を獲得するという我々のミッッションを共有できる人物だ」

ここ最近、困難に直面したオネスト社がリーを解任することは自然な成り行きだ。同社は当初IPOも計画中だったが、昨年ユニリーバへの売却の動きを進めていた。しかし、ユニリーバはオネスト社ではなく競合のSeventh Generationを6億ドル以上で買収し、オネスト社の買収話は不成立に終わった。ユニリーバへの売却が不成立に終わった理由をニュースメディアRecodeは、オネスト社の17億ドルという巨額な企業価値にユニリーバが尻込みしたと伝えている。

その後、オネスト社は一部の従業員を解雇し、役員メンバーの刷新に乗り出した。リーは声明で「新CEOのVlahosはコンシューマー製品分野で豊富な経験を持ち、会社を率いる上で理想的な人物だ」と述べている。

VlahosはこれまでCloroxに22年間務め、2名居るCOOの一人としてマーケティングやセールス、R&D部門を統括してきた。Eコマースのベンチャー企業から卸売業者への成長を狙うオネスト社は昨年、3億ドル以上の売上を達成したと述べている。