東芝バズーカ復活。4Kレグザに大型ウーハー搭載のBZ710X発表。熟成超解像や機械学習HDR復元など映像も進歩

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なかなか決算発表できない東芝が、テレビ REGZA の新製品 BZ710X シリーズを発表しました。新製品 BZ710X シリーズは、現行 Z700X の後継にあたる IPS液晶プレミアム4Kモデル。

レグザの上位モデルといえばZシリーズのはずですが、今回の型番は新しい BZ。理由は背面に円筒形のサブウーハー「重低音BAZOOKA」を搭載するため。

薄型テレビではどうしても難しい音による没入感を追求した結果、かつて東芝のブラウン管テレビで使われたブランド「バズーカ」がまさかの復活を果たしました。

新4K液晶レグザ BZ710X シリーズの構成は55V型と49V型。主な特徴は、

・音による没入感・臨場感を追求したバズーカオーディオシステム。背面の重低音バズーカウーファーと、前面を向いた大型ボックス型2ウェイバスレフスピーカー(30mm径ツィーターとフルレンジ)。計66Wマルチアンプ駆動。

・新設計の高輝度LEDや、上位モデル同等の映像処理エンジンなどさらなる高画質化。全面直下LEDバックライトは新設計でより高輝度に、エリアコントロールの分割数も増加。

LEDバックライトは従来のように明滅の回数による調整のほか、電流を下げて繊細な輝度コントロールが可能に。同じIPS液晶と全面直下LEDバックライトのZ700Xよりも、コントラストが高く黒が締まった絵に。

・番組を見つつ、出演者の関連番組や最近の録画リストなどをナビできる「次みるナビ」。レグザのもうひとつの特徴である視聴スタイルへの取り組みも強化。テレビの見方を便利に「みるコレ」はそのまま、より手軽にサイドパネルでアクセスできるUIが加わりました。

ただし、Z700Xと異なりタイムシフトマシン機能は内蔵せず。外付けのレグザサーバーと連携するタイムシフトリンク機能は備えます。また、単体でも「みるコレ」の超高度なおまかせ録画機能が使えます。

背面にはどーんとバズーカを搭載。

2ウェイバスレフスピーカーは、価格帯がずっと上の最上位モデルに搭載していたユニット。前面向き配置です。

バズーカを掲げるレグザの顔・本村氏。

レグザといえば数年前から東芝本体が揺らぐたびに将来が危ぶまれますが、本村氏によればテレビ事業は好調。積極的に新技術・新製品を投入します。

リモコンにも「重低音」ボタンを配置。視聴スタイルやコンテンツにあわせてウーハーを切ったり、音声プロファイルをさっと切り替えられます。

バズーカのインパクトがありすぎる新製品ですが、映像も従来の同ランクモデル Z700Xから確実に進歩しています。
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上位モデルと同じ「レグザエンジンBeauty PRO」エンジンには、人の肌の階調をリアルに描画する美肌リアライザーを搭載。名前は「美肌」ですが、モバイル自撮りアプリのようにツルツルに盛るのではなく、従来はぺったりと白飛びしていたような部分もより自然に、人間の肌らしい質感を再現します。

東芝いわく、テレビは家電量販店の明るい照明のもとで他社製品と並んで、「明るい=きれい」の印象で購入を判断されがち。そのため各社とも人の肌については、階調を細やかにリアルに再現するよりも、ハイライトを本来以上に強調して派手に、テレビの機能以上に「明るそうに見える」絵作りをする傾向があったとのこと。
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美肌リアライザーは肌色の輝度ヒストグラムを解析し、階調特性を制御することで、人間が無意識に注目する顔や肌をより自然にします。
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Beauty PROエンジンは肌だけでなく、地デジの1440 x 1080 ソースをより美しくする超解像やノイズ低減も強化。4K放送・配信に対応する一方で、わざわざテレビを買って録画する人がもっとも多く観るであろう地デジのフルHD以下ソースを、4Kパネルにふさわしく持ち上げます。