クリス・プラットも感激 パラマウント最大級のセットに隠されたオスカー美術監督のこだわりとは?

写真拡大

 今ハリウッドで最も旬なジェニファー・ローレンスとクリス・プラットをダブル主演に迎えたスペース・スペクタクル・ロマン『パッセンジャー』の撮影セットに、あるこだわりが隠されていることが明らかになった。

 極限状況に置かれた身分違いの男女の愛と運命を、壮大なスケールで描いた本作は、ジェニファー・ローレンス演じるオーロラとクリス・プラット演じるジムが、目的地にたどり着く前に90年も早く目覚めてしまった豪華宇宙船の乗客を演じている。撮影は、実際に再現された宇宙船アヴァロン号の中で行われ、そのセットの素晴らしさにクリスは「アヴァロン号のセットは巨大だったよ! アトランタのパラマウント・スタジオに作ったんだけど、スタジオ史上最大級のセットだったらしいよ! 内装やコンコースも本当に美しくて、そこらにある小道具まできっちりデザインされているんだ。周囲にリアルなセットがあると、俳優は本当に演じやすいんだよ」と語っている。

 船内のデザインに関してモルテン・ティルドム監督は「この映画には大掛かりなシーンが沢山あるし、驚くような特殊効果もある。でも決して特撮映画ではありません。この作品のメインはジムとオーロラであり、2人の愛のドラマなのです」と2人の愛を盛り立てるためのデザインであったことを明かす。宇宙を舞台にしたスペクタクルでありながら、同時に愛の物語でもあるという、前代未聞の試みの実現の為に監督が白羽の矢を立てたのが、『インセプション』で【アカデミー賞】にノミネートされた美術監督のガイ・ヘンドリックス・ディアスだ。

 本作でディアスが手掛けたデザインの中で、最も重要といっても過言ではないのが、グランドコンコースのバーだろう。「バーは、400年先の人が考えるアール・デコ調をイメージしたものなんだ。非常に温かみがあって、人を引き寄せるようなバーにすることが重要だった。だからバーにはドアがない。思わず中に引き込まれてしまうようなバーにしたかったんだ。酒を飲むためだけでなく、誰かと語らいたくなる雰囲気を作りたかったんだよ」とディアスの狙い通り、ジムとオーロラはこのバーで愛を育んでいる。“全ては愛のドラマの為”という思いの下、役者とスタッフの愛情が詰まった映画『パッセンジャー』は2017年3月24日より公開。


◎作品情報
『パッセンジャー』
2017年3月24日(金)より全国ロードショー
監督:モルテン・ティルドゥム
出演:ジェニファー・ローレンス、クリス・プラット、マイケル・シーン、ローレンス・フィッシュバーンほか
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント